陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

中央省庁の残業

2010-07-31 19:47:16 | Weblog
今日で7月もオワリ。
これからが夏本番でござります。
ワタシは夏は嫌いではないが、しかし、昨今は体力的にしんどいですなあ。
トシのせいでござりましょうか。

報道によると、
2009年度、中央省庁で最も残業時間が長かったのは厚生労働省だという。
(霞が関国家公務員労働組合共闘会議(霞国公)
月平均残業時間は旧厚生省系、旧労働省系ともに70時間超だそうな。
省庁全体の平均残業時間は、前年度より3.5時間減の月32.8時間。
最も長かったのが旧労働省系の73.4時間、旧厚生省系は71.7時間、経済産業省の45.9時間、国土交通省の旧運輸省系の39.7時間。

どこまで実態を反映しているのか知らないが、
な~んだ、全然大したことはない、という印象ですなあ。
ワタシには、役所の知識や情報はまったくないが、
中央省庁は、なにゆえか、残業が大変、というイメージがある。
しかし、え? こんな程度なの?
まあ、残業もしてますよ、という程度でござりますよ。
勿論、平均だから、人により、部署により、はあるんでしょうがなあ。
世の中、上を聞いて、吹き出している者もいるでしょうなあ。

日本の停滞、沈没が語られて久しいが、
そしてその理由・原因はいろいるあるだろうが、
その一つに、今は働かなくなった、ということがあげられる、と思いますぞ。

その証拠に、
日本が停滞しはじめたのは、
世界からの働きすぎ批判で、労働時間その他の規制が強化されはじめた時期と軌を同じくしているじゃあござんせんか。

勿論、残業時間だけなく、その中身も問題だが、
しかし、上の、中央省庁で平均32時間なんて、
どちらにしてもお遊びの様なものでござります。
まして、週休2日の下でござりますからなあ。
仕事ごっこですぞ。

中央省庁に限らず、
世の中全体があまり働かないのだから、そりゃあ、沈むのは当たり前でござりましょう。
若い世代、将来世代の負担の話がよく出るが、
大して働きもしないでよく言うよと思うことがしばしばでござります。
将来世代に負担をかけたくなければ、みんなでもっと働けば宜しい。

国会はアホなルールを決め、
行政は、そのアホなルールを守らせることが仕事だと考え、
会社や国民は仕方がないからアホルールを遵守した形にする、
これじゃあ、負け戦は当然でござります。

しかし、それなりに働いての負け戦と、あまり働かずに負け戦とでは、
どちらがいいんでしょうなあ、とはチラリと考えてしまいますがね。
… 望み敗れてなお生きる者の言でした。
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ミイラ男

2010-07-30 09:00:30 | Weblog
ミイラ化した男性が見つかったそうで、111歳。
都内最高齢者なんだそうな。。
あと100年なり200年ほどそのままにしておけば、もっと延びたのにねえ。
300歳、おめでとうございます、パチパチ。 な~んて。
年金の受給が目的だとすれば、いい方法でござりますなあ。
どこかの時点では分かってしまいますがね。

まったく正反対の人を思い出しましたぞ。
山田多賀市(やまだ・たかいち、1990年没)氏。
農民作家で、自分で死亡届を偽造し、死ぬまで無戸籍を貫いたという、半端じゃあない人。
世の中には、こういう人もいるんですなあ。
捨てたものではござりませぬ。

しかし、今の日本の仕組みでは、無戸籍状態は字のとおりアウトローですからなあ。
国なんぞに依存せず、同時に国なんか相手にしない生き方を目指すと、
無戸籍状態が理想で、最高でござりますよ。
しかし、生半可なことでは、難しいですなあ。

ミイラ男の支給済み年金は、今後、遺族に返還を求めるのだろうが、
反対に、(受給権はあるものと仮定して)山田多賀市氏の遺族の場合はどうなるのでござりましょうなあ?
勿論、答えは決まっている。
国は支払うワケがないのでござります。
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死刑の執行

2010-07-29 08:59:08 | Weblog
死刑が執行されたそうな。
死刑廃止論者の法務大臣が何故に執行命令を出したのか知らないが、
執行は当然でござります。

世の中には、反対論もあるらしいが、
古今東西、法三章の時代から「人を殺せば死刑」に決まっている。
それ以外に何があるというのでござりましょう?

また、別の角度から言うと、
「法三章」は、法令はいかに細かく定めても、人の心に規範意識がなければ意味はなく、
一方、人々に規範意識があれば簡略な法令でも社会の公正と秩序は守られる、というものだが、
死刑制度を問う前に、今の世の中、規範意識の程度はどうなんでござりましょうなあ?
先ずは、それを問うべきではありませぬかのう。


国土交通省の高速道路の無料化実験の2011年度概算要求は、
数百億円上積みの千数百億円での検討に入ったそうな。
2012年度無料化には1兆3,000億円が必要だそうだが、全然届きませんなあ。

細切れの無料化なんて意味がないと思いますがなあ。
必要な対策と思うなら、他の予算を削ればいいだけじゃあないの?
マニフェストに掲げたときの言い草も、ムダの削減で原資を生み出すハズ。
削れないなら、無料化なんて止めた方が宜しい。
中途半端が一番良くないのでござりますよ。

そういう中途半端なことばかりだから、何も進まず、ただただ沈んでゆくのでござります。
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政治主導

2010-07-28 08:59:41 | Weblog
今日もよいお日和でござります。
(10年先、20年先を想像すると。。。)

予算編成。
誰かが「政治主導で予算編成にあたる。閣僚でいろんな議論が出ることは政治主導の象徴だ」と言ったそうな。
何とまあ、とぼけた発言でござりましょう。
このお人は、政治主導と言えば、それが政治主導になると思っているようですなあ。
この調子では、内容もさることながら、予算そのものの成立は難しいのではないでしょうかなあ。

危機のときに一番大事なことは、
方針が正しい、間違っているではなく、
定めた方針をやり抜くことなんですがなあ。
ああでもない、こうでもないと、右往左往するのが最悪なのでござります。

社民党の辻本(清美)氏が離党届を出したという。
へえ、なんで?
やはり、権力の一端に触れたら、それが恋しくてならないのでござりましょう。

議員は、一度当選すると、辞めたくなくなるそうだが、
乞食と同じなのでござりましょうや?
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政策コンテスト?

2010-07-27 08:59:01 | Weblog
今日もよいお天気でござります。
朝からガンガン照りでござりますよ。
夏ですなあ。

熱中症が懸念されているが、
これからの更なる熱帯化を考えると、
この位で暑いなんて言っておられませんぞ。
40度にも、また50度の気温にも耐え得る体力を培い、生活の仕方を考えねばなりませぬ。
今後は、エアコン室外機の熱風が心地よいと思える位にならないと、生きてゆけませぬよ。

政府は、予算編成をめぐって、「政策コンテスト」なるものを取り入れるそうな。
報道によると、各省庁が公開の場で政策の必要性や効果を説明し、
国民の意見を聞いた上で、官邸が決めるそうでござります。

何ですか? それは? という感じですなあ。
政治主導を言うなら、最初に、何をやり、何をやらないのか、
それを明確に示して予算編成に着手すれば宜しいのではありませぬか。
国民の意見とは誰の意見?
声の大きい者の意見でござりましょうや?
一律1割カットなどと、アホなことを言わないで、九割カットで宜しいのでござります。

2012年の介護保険制度の見直しに向けた論議が始まったそうな。
「社会全体で支える」理念が変質する可能性もある、などと報じられているが、
今のどこが「社会全体」で支えているのでござりましょう?
空念仏を唱え、言い訳レベルの形を作るだけの政治が、今後も続くのでござりましょう。
財源? 介護保険料を上げ、全員から徴収すれば良いではござりませぬか。
負担が増える?
そりゃあ、当然でござります。
負担なしのサービスなんてあり得ませんぞ。

日本人の平均寿命がまた延びたそうな。
男 79.59歳、女 86.44歳 ですと。
皆さん、お元気で結構でござります。
健康で生きがいのある生活、長寿なら宜しいんでしょうがあなあ。

昔、とある国で、
平均寿命が40歳台と聞き、
「日本では、長寿は社会悪ですよ」と自虐的軽口をたたいたら、
相手は、ワタシが何を言っているのか、分からなかったようでござりました。
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夏ボケ

2010-07-26 08:59:58 | Weblog
暑いから、屋内でエアコンをつける。
室外機が熱風を吹き出す。
外が更に暑くなる。
外が暑いからエアコンを更に強くする。
- 異星人が見たら、滑稽に思うでしょうなあ。
もはや、日本の夏は完全に熱帯ですなあ。
これで近くにきれいなビーチがあれば、南の島に行く必要はないんですがね。

スイスの列車事故。
想像以上に日本人観光客が多いんですなあ。
ほとんどがリタイアした年配者だそうな。
現役のころ、働き、そして働いた世代だから、旅行も良いと思うが、
中には、世界中を旅して、もう行くところがないなんて言う者も多いから、
結構な世の中でござります。

高速無料化で、
観光地はにぎわっているそうな。
一方、一般道は利用が細り、消費も落ち込んでいるという。
それは当初から予測されたことですがなあ。
無料化にあたり、高速道路会社に通行料金の補填として 1,000億円を投じるとなると、
何をやっているのか、と言いたくなりますなあ。
補填なんぞすることはありません。
中途半端な値引きや無料化をするから、経費がかかるワケで、
全部無料にし、一般道と同じにして、そもそもの高速道路会社なんぞを無くすんですよ。

金賢姫が帰国したそうな。
日本政府の招聘だそうで、国賓待遇で、よかったですなあ。
素晴らしい企画でござりました。
政府は、この財政難の折、何にカネを使うべきか、よく分かっていますぞ。
ついでに、金正日を超国賓待遇で呼べばどうでありましょう?
お土産を含め、1兆円ほど支出するんですよ。
そういうお土産つきとなると、将軍様も喜んで来るかもよ。
拉致問題担当相の中井ナニガシという、うってつけのボンクラが接待すれば、
認知症とボンクラのコンビで、結構ハナシが合ったりして。。。

ワタシだけでなく、み~んな、暑さでアタマがボケているんでしょうかなあ。
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2兆円特別枠

2010-07-23 08:59:19 | Weblog
民主党が「2兆円特別枠」を提言したそうな。
大いに結構でござります。
しかし、2兆円でも、5兆円でも良いのだが、
どこからそれを捻出するのでござりましょう?
一般歳出のうち社会保障関係費などを除く20兆円の1割をカットした額2兆円を、
各省庁が取り合う形だそうだが、
そもそも1割カットが実現できるのでござりましょうや?
仮に実現できたとしても、総額20兆円は変わらないワケでござりましょう?
中身は代わるとしても。。。
代わる中身もまた問題でござりますからなあ。

ならば、20兆円を全部ゼロにして、
そこから2兆円だけを計上する形にしたらどないでござんしょう?
或いは、もう予算編成なんぞ止めてしまって、
予算執行が何もできない、しない状態を数年続けたらどないでござんしょう?
世の中、一時的に大混乱するだろうが、
しばらくすると慣れてきて、それなりに動く様になりますぞ。
むしろそうした方がスッキリするかもね。 
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酷暑

2010-07-22 08:59:19 | Weblog
新聞やテレビでは、「暑い、暑い」ばかりですなあ。
畑仕事で倒れて死んだ?
うむ、あっぱれな婆さんでござります。
本望でござりましょう。
見習いたいものでござります。
しかし、連呼されると、村田蔵六(大村益次郎)と同じことを言いたくなりますなあ。
「夏は暑いのが当たり前です」と。

北半球の熱波は、偏西風の蛇行が原因だという。
なぜ蛇行しているのか?
新聞によると、北大西洋低緯度の高い水温が引き金だという説があるそうな。
では、なぜ高い水温なのか?
その説明はない。
他の説も同じで、なぜか? の問いへの説明は一回または二回まで。

要するに、所詮は、分からんのでござりましょう。
いつも思うのだが、科学が発達した云々とはいえ、
大局的には、数千年前の世界とほとんど変わっていませんなあ。
異常が当たり前になってしまった異常気象だが、
最良の対策は、加持祈祷でござりますよ。
政府は、国民の健康のために、大加持祈祷会を催すと宜しい。
予算を大ふんぱつして。
朝鮮半島の情勢が不穏になりつつあるとの観測があるようだから、 
そちらの面の祈祷も一緒にすると効果的だと思いますぞ。
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子供手当は貯蓄が4割

2010-07-21 08:58:54 | Weblog
日経のネット調査によると、
支給が始まった子供手当の使途は、
  子供のための消費 45%
  貯蓄 41%         なんですと。
貯蓄にあてると答えた人の8割は全額を貯蓄するという。

賢明な選択ですなあ。
これからの支給はどうなるか分からん、という心理が働いているのでござりましょう。
現行の法律は、今年度限りの時限措置ですからなあ。
来年度以降も続けるには、新法+財源の措置が必要だが、
ねじれ国会では、どうなるか分からんですからなあ。

もし、継続を望むなら、
支給された子供手当で国債を買うべきですぞ。
カネが手当と国債を行ったり来たりで、
順調に回れば、何の憂いもござりませぬ。
落語の花見酒でござりますよ。


選挙の結果を受け、また9月の代表選を控え、
カン内閣の求心力は細る一方の様に見えますなあ。
カネがない中での予算編成や税財政は、
積み上げでは不可能だから、
枠組みを決め、優先順位を明確にする以外に方法がないのは常識だが、
言葉では分かっていても、それができないんですなあ。
力がないと。

何だか、またしても、大失敗学の好例になりそうですぞ。
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公務員給与 人事院勧告

2010-07-20 08:55:45 | Weblog
人事院は、2010年度の一般職国家公務員の給与見直勧告を、
労働組合に非公式に提示したという。

その内容は、
2年連続のマイナス方針で、
若い職員は下げ幅をゼロとする一方、55歳以上の下げ幅は1~2%になるという。
組合側は強く反発しているんだって。

人事院は何を考えているんでしょうなあ。
旧態依然としたアタマというか、どうしようもない役所ですなあ。
ギリシャ問題なんぞ、どこ吹く風でござります。

数十%カットで当たり前だと思いますぞ。
個人的には、最低額を決めた上で、8割カットで良いと思いますがなあ。

公務員の平均給与は、いくつかの数字があって、よく分からんが、
つまりは、いろいろなカラクリがある、ということでござろうが、
基本的に、倒産や解雇その他のリスクがない中で、
毎月の俸給に加え、賞与、退職金、年金、福利厚生を総合すると、
とてつもない官民格差がありますからなあ。

人事院は ヒョウショウジョウ ものですなあ。
役所らしい役所として。
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