陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

プアについて(4)

2008-11-30 18:05:39 | Weblog
前回のプア(3)(2008年11月23日)は、ワープで終わった。今回はそのつけたりと言うか、続き。

実は、これは内輪の話なのだが、プア(3)の話しの流れで書いてしまう。
けど、公言しないでください。みっともないから。 誰が?- ワタシと、そしてこれを読むあなたも。

ワタシには愚息が二人いる。ワタシと違って二人とも理系。
愚息が学生の終わり頃だったか、社会に出たときだったか忘れたが、ワタシは父親として二人に厳命した。

何を?
- 仕事は食える程度にし、それぞれ次を達成する様に、と。
●長男には、今の原理とは全く違うコンピュータを開発すること
●次男には、タイムマシンを開発すること
先ず、それぞれの原理が解明できたら、知らせる様にと言った。

もう十年以上たつ。
ときおり催促するが、二人とも何も言ってこない。
昔、催促したときに、「ヤフーオークションでタイムマシンを売ってるよ」と返事があった。
「親がアホなら子もアホか!」と思ったが、後でそのオークションが話題になったと聞いた。

仕方がないから、少し前に次男のレベルを下げた。
時間と空間の二つの問題をクリアするタイムマシンが難しければ、先ず、空間を乗りこえる「どこでもドア(どらえもん)」を開発する様にと言った。
「いつでも実験台になるが、早くしないと死んでしまって、実験台がいなくなるぞ」とも言った。
実際、ワタシは実験台になって時空を超えるチャレンジをすることが夢(のまた夢?)なのです。

その後、またまた何も言ってこない。
途中の状況報告もない。
このためかどうか知らないが、家に寄りつきもしない。

どうも、このまま無視されたままで終わってしまいそう。
万余の一策として、足利家の伝説(注)の様に「七代の孫に生まれ代わってタイムマシンを」と置文をしようかとも思うが、
それは子孫が続いたらの話で、それも難しい。
なぜ難しいか?
- 日本はもとより世界は、遠からず環境悪化、紛争蔓延、経済壊滅等々でメチャクチャになって、七代後の世界などないだろうから。

(注)八幡太郎義家が「七代の孫に生まれ代わりて天下を取るべし」の置文を残し、分家の足利氏の七代後の子孫 足利家時は更に「三代の孫までに」と遺言して切腹し、その孫に当たる足利尊氏が征夷大将軍として室町幕府を開いた、というおはなし。

若者に対して「君たちがいる限り未来は明るい」的なことを言っている、いわゆる識者に聞きたいね。
-「本当に、本当に心底からそう思っているの?」と。
景気づけで言っているなら、まあそれもありかと思うけど、
要するに、「これから世界がどうなるかは、あんた達次第だよ」と言っている訳でしょうが。
そのココロは、「借金だらけ、老人だらけの国になり、地球もおかしくなってきたけど、若者よ、宜しく頼むね」という意味なんだよね。

話しがソレたが、ともかく、昔と違って、もはや七代後の世界など、ないんですよ!
それを原点として再出発をした方がいい。
これを読んでいるあなた、どう思います?
そりゃあ、物体としての地球はあり、生物としての人間もいることはいるだろうけど、一定レベルの「社会」などある訳がない。
義家は幸せだったね。少なくとも、七代後を語ることができたんだから。
                                                  
ここでプア(3)(11月23日)に戻って、
ワタシがプアで、七代後などありえないこの世界から脱出する唯一の方法、それがパラレルワールドへのワープ!

パラレルワールドと聞いて「フン」と思ったあなた、
バカにしてはいけません。
ワタシは門外漢ながら、今の宇宙論はSFとそう変わりないんですよ(としか思えない)。
それらしい理論がくっついているか、いないかの違いだけ。- その差は大きいけど。

ビッグバンから始まる宇宙 - ではその前は?
膨張宇宙のはて - はての向こうは?
といった疑問に答えられない宇宙物理学。しかし、それは少し前までの話し。
今、それを脱する研究が進んでいる様に思える。
そういう世界の話は、ワタシにとってはSFと大差ない様に見える。
勿論のこと、「パラレルワールド」の用語は使っていないけど、最先端では、大先生が大まじめに研究しているそうな。
興味津々+期待をしているが、ワタシが生きている間には、ムリだろうね。
まして、それを活用するとなると。。。

で、おまえはどんな世界にワープしたいのかって?
勿論、ワタシがプアでないもう一つの宇宙。具体的には、例えば「冒険ダン吉」の世界。
南の島で、みんなでワイワイガヤガヤ、右往左往し、それぞれが一定の役割を果たす。富の蓄積など無縁。
年配者は誰でも知っているけど、若い人は知らないと思うので下に註釈をします。

無数の多元宇宙が存在するのであれば、そのどこかに、そういう世界・時代があってもおかしくないのでは?
しかし、仮に、自分が望む世界があり、ワープが実現したら、人間の大移動がおこり、そしてこの世界から誰もいなくなった。。。。
なあんてね。
あ~ぁ、プアの話しから、宇宙論のきざはしや、マンガの世界に来てしまった。
まあ、宇宙論の部分はド素人のたわ言にしておきましょう。 
イヤ、今日の話そのものが、プアマンの 最後のあがき としての幻想デス。

■冒険ダン吉 について
「冒険ダン吉」は戦前の人気漫画。釣り舟で流された少年ダン吉が南の島に漂着し、捕らえられるが、
次第に住民と仲よくなり、腰ミノをつけ裸足で冒険をくりひろげる中で、尊敬される島の王様になる物語。
このダン吉王国では、王様も勿論のこと腰ミノと裸足。
南の島での牧歌的なユートピア建設との見方がある反面、戦時下の南進論を子供たちに扇動したとする見方もある。
(個人的な見解だが、後者の立場にたつ者は、「時代」がわかっていない、どうしようもないアホだね。)
ワタシは子供の頃、子供向け雑誌の連載マンガで読んだが、何という雑誌だったか覚えていない。
改めてネット検索をしてみると、元々が戦前の漫画だし、また復刻版はワタシがマンガを読む年齢ではなくなった頃のものだし、
ワタシが読んだのは何だったんだろう?
ネット情報も、少し古いものは細かいところまでフォローできていないんだねぇ。
なお、検索情報の中に、ミクロネシアのモリ大統領(日系)の曽祖父 森小弁(もり・こべん)がダン吉のモデルとされる、とあった。

■つけたり
ザッと書いて、 てにをは を直しながら思ったこと。
- 第三者的にみると、こういうことを書く人は運命論者なんだよね。
自分の意のままにならぬことを自己弁護したり、現実逃避したりするために、人知をこえるものを考える。
ワタシ自身は運命論者ではないと思っていたけど、いつの間にそうなってしまったんだろう?
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絶対に成功する方法

2008-11-27 21:21:34 | Weblog
このブログは、ワタシ自身のアタマの整理のために書いていると同時に、
主として独立・開業を目指す人が読んでくれることを念頭においている。
勿論、それ以外の人が読むこともあるだろうけど、あまり意味があるとは思えない。

しかし、今日の(下の赤字の)一言は別。
よく言われるし、ワタシも言うことがあるが、

世の中に「絶対」といえるものはない。しかし、絶対に成功する方法が一つだけある

独立・開業志向の人、そうでない人、この部分(↓)は必読ですよ!

それは、 『成功するまで続ければ、絶対に成功する。

なあ~だ、という声が聞こえる。
しかし、世の中、すべからくコロンブスの卵ですよ。(注)
「成功」が何かは別の問題として、この言葉が独立・開業者の唯一のともしび、希望です。
繰り返し自分にそう言いきかし、自分を信じる他は何もない。
ワタシも、それを支えにやってきたし、殆どの人がそうだと思う。
しかし、「続ける」ことは、現実の問題としては「時間との闘い」になる。
持てる資源は当然に有限だから、継続したいと思ってもそれを許さない状況が待ち構えている。
それを見通して、回避策なり打開策を用意しなければならない。
この舵とりが難しい。

上の言葉は、何だか、水面を歩く方法に似ている - 右足が沈む前に左足を出し、、、、。
確かにそうなんだが、それができないんだよね。人間には。

根気というか、執念というか、そういうものが大事であることは、古今東西変わりはない。
しかし、それがなかなかできないんだよね。凡人には。

ものごとに集中し、継続する。 「選択と集中」などとよく言うが、
その集中と継続ができないんだよね。ワタシには。

ワタシの場合、子供のころからそうだった。
例えば、試験勉強、受験勉強などはしたことがない。というより、「できなかった」という表現が正しい。
10分で飽きる。今も基本的に同じ。

社会に出て、もし、人から頑張っていると見られた場面があったとすれば、
それは、ただ一定の役割を果たさないと周囲に迷惑をかけるから、という理由だけ。  

今、もし、人から頑張っていると思われる場面があるとすれば、
それは、ただ食えなくなるから、という恐怖からだけ。  
今もって全く同じ。状況は何も変わっていない。

う~ん、ポジティブじゃあないですねぇ。
ダラダラと、やっているそぶりをする、こういう姿勢そのものが問題なんだよね。
どうにも言い訳できないから、笑うか、咳きこんでごまかすしかない。 


(注)コロンブスの卵
生卵をテーブルの上に縦に立てることができるか? からくる逸話。
最初に発想し、実行することの困難さを示す言葉であるが、その言わんとするところは よし として、
実際には、卵は縦に立つんだよね。かって試したことがある。
テーブルに塩をまく類のマジックじゃあないよ。タネや特別なことは何もありません。
また、昔から「立春の時には卵が立つ」とも言われているそうだが、別に立春でなくても立ちます。
立つと信じてやると立つ、なぁんて言う人もいるみたいだけど、それほど大層なものではない。
誰でもできる。ただ、そおっと立てるだけ。
誰が作った「おはなし」か知らないけど、世の中、いいかげんな話も多いという見本。
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プアについて(3)

2008-11-23 19:37:30 | Weblog
更にプアの続きを、と思って書き始めたが、

書こうと思ったことがアタマの中で連想を呼び、どういう訳か、イスラエルとパレスチナを想起してしまった。
そのことから書きます。

第三次中東戦争あたりまでは、強国に囲まれ、生き残りをかけたユダヤ人の闘争(まさに闘争と呼ぶにふさわしい)を、大したもんだと思っていた。
実際、当時のユダヤ人の生き様は尊敬に値する。
- とはいえ、それ程知っている訳ではない。昔、かじり読んだ本の残像として。

しかし、自身が(相対的に)強者となったとたん、他人の権利は無視。
且つ、悪いことに、自分ではいまだに弱者だと思っている。
(他にもそういう国があるね。日本の近くに。都合のいい様に使い分ける国が。)

ユダヤとパレスチナ、これはどちらかが抹殺されるまで、永遠の闘争しかない、 と思ってしまう。
打開しようとすればする程、どうにもならない奈落の底に落ち、永遠に流浪する。
あり地獄。
神が約束した土地をめぐる永遠の試練。神という名の悪魔。  ←神

とどのつまり、どうにもならない定めや、人知を超えるものがあるとするならば、
あるのかどうか知らないけど、人間、結局はそれにあがらえないのかも。
ワタシなど「自分の意思と努力で打開できないことはない」と言いはなつ傲慢さは、すでにない。

■プアは試練か?
昔、「願わくば、我に七難八苦を与え給え」と祈った武将がいたが(山中鹿之助幸盛)、
とてもじゃあないが、凡人はそこまで強くない。
現代の凡人は、一難か一苦で”しゅん”となってしまって、オワリ。

『山高ければ谷深し』-- 確かにそうなんだけど。。。
  ↑
上の言葉は、念のために検索してみたら、相場用語の様に使われている例が多いみたい。
本来はそんなものとは違う、もっと重量感ある言葉だと思う。

■プアは定めか?
そうは思いたくないけど、ワタシの場合は、(最近は)どうも定まっていた様に感じる。
生まれかわっても(転生があるとして)、同じかも。
星の引力を振りきるパワーの有り無しの様な気がする。
そのパワーがない者は、地上に這いつくばって生きるしかなく、
パワーがあるものは、地球の重力圏を脱し、更なるパワーがあれば太陽系を超え、
もっとあれば銀河系を超え、、、、、
では、そのパワーの有無の根源は何なのか?

昔から『天の時、地の利、人の和』というが、
よく言ったもので、トシをとると、これにつきる様に思えてならない。
どれが欠けても、うまくゆかない。
逆に、どうすれば三つを満たし得るのか?

ここで韓信を連想した。
韓信(かんしん)- 秦末漢初の人。「国士無双」と称される。「背水の陣」で名高い。
彼は、項羽と劉邦の楚漢戦争の最終段階でキャスチングボートを握った。
彼の決断如何で世が動いた。
覇権を握る可能性も大、悪くても三分鼎立(項羽の楚、劉邦の漢、韓信)になった筈であった。
決断を促した蒯通(かいつう)を退け、韓信が劉邦側に参戦したことで劉邦は項羽を破り、漢朝(前漢)を起こした。
その後、韓信は謀反の罪で処刑された。
兎死狗烹(としくほう)- 兎(うさぎ)死して狗(いぬ)(に)らる

蒯通を退けたときの決断が全てであった。
死ぬとき、韓信は自分の決断を呪った。
天は劉邦を選んだ。- それとも、最初から劉邦が選ばれる定めであったのか?

結局、韓信は、劉邦の漢朝創始のために生を受け、その役割を果たして死んだ(殺された)。
二千数百年たった今、我々は韓信をそう受け止める。

しかし、本当にそうなのか?
項羽が勝った世界、あるいは韓信が勝ち残った世界もあるのではないか?
たまたま、我々は劉邦が勝利した世界に生を受け、他の世界を知らないがために韓信の死を上の様に理解しているだけなのではないか?

ひょっとすると、ワタシは「ワタシがプアである世界」に入りこんでいるだけなのではないのか?
だとすると、プアから脱した、または脱する世界を見つけ、移ればいい。

そうだ、 ワープだ!
誰か、パラレルワールドにワープするマシンを開発してください。 

なあんて、アホなことを考えるワタシは、ひょっとするとまだ精神的に若い(幼い?)部分が残っているのかも?
→ イヤ、よく考えると、単におぼれる者が藁をもつかむ類の話しですね。
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休肝日

2008-11-21 08:45:02 | Weblog
この間、昼食時に周囲に話したことを書く。

ワタシは、寝酒と称し、寝る前に焼酎を呑んで、その勢いで寝ている。
いつの頃からか、そうなった。
だいたい週に一日、休肝日がある。(本当はもう一日か二日あればベスト?)
医者からは、呑みすぎない様にし、休肝日をおく様にといわれているが、そのためにそうしている訳ではない。
自分で自分を褒めることは多くないが、この点だけはエライでしょう?

その日は金曜日。
日によるが、帰宅するのはだいたい23時をまわった時間帯(寄り道をする訳ではない)。
ごはんを食べて、風呂に入って、「さて」という時間は24時をすぎている。
それからチビチビと呑みはじめる。
翌日土曜日の出社はあるが、精神的には気が楽。
結果として、金曜日には呑まなかった。⇒休肝日。
勿論、金曜以外でも、同パターンで休肝となる日はある。

このブログを読んだ人は「バカだね!」と思うでしょうね。
ワタシも同感。
自分でも休肝の意識はないんだから。 
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職業としての役人

2008-11-19 08:40:52 | Weblog
テレビで見たけど、韓国の「浪人街」-公務員試験を目指す就職浪人たちの状況はすごいですね。
日本の就職事情もこれから厳しくなるみたいだけど、その人数(競争倍率)といい、取り組む必死の姿は、日本とは比較にならない厳しさ。
大学新卒者の就職率が(契約社員を含めて)50%を割っている中で、かの国もやはり公務員が「残された最後の楽園」なんだねぇ。
儒教の国で、役人優位という伝統が底辺に脈々と流れている様に感じる。

過日の日経の「春秋」に次の話がのっていた。
米国の作家、スタッズ・ターケル(Studs Terkel、2008/10/31没)の作品「仕事!」、
読んでいないが、様々な職業の人にインタビューし、それぞれの痛みや夢をとりあげているそうな。
その職業に政治家や中央官僚は入っていないとのこと。
理由は、「この人たちの姿勢は自己陶酔以外のなにものでもない」から。

「春秋」での話は以上。以下、ワタシの意見。
ターケルの言い分はそのとおりであるが、まだ認識が甘い、と思う。
政治家や役人には大きな役割があります。

世の失笑や冷笑、侮蔑と憎悪の的になるという、正常な人の感覚では勤まらない職業であり、
どういう訳か、常に喜劇を悲劇にし、悲劇を喜劇にしてしまう、
という常人にはできない崇高な使命なり役割を担っているのです。
また、そうした能力が求められます。

役人について述べると、
あえて彼らを弁護しますが、
これは実に気高い職業であるため、「自己陶酔」者でないと長年はやれないのです。
上記の正常人には難しい自己犠牲の対価が、彼らの報酬を含む処遇の好待遇(他の職業との比較で)。
韓国などは、まさにその好例。
今だけでなく、歴史的にそうなんよね。昔からず~っと。そして、これからもず~~~~っと。
少なくとも、日本を含む東洋の役人(公務員)は、Civil servant とは違う。  

▼例示 - 中国の話 : 宋と明の時代では、役人の待遇(給与)について考え方が違ったそうな。

【宋】そう、960年~1279年(北宋+南宋)
宋代の役人の処遇は良かったといわれる。
唐代の反省から科挙制度を強化。科挙官僚の下に胥吏(しょり)を置き、それが定着した。
胥吏は無給で、収入は手数料と称する報酬であった。
どうなったか?
⇒ 手数料の実質は民衆からの搾取(賄賂)で、民衆はこれに苦しんだ。
⇒ 中国の「旧」体制の権化とされるが、今の中国も同じ。何も変わっていない。

【明】みん、1368年~1644年
宋代を踏まえ、役人の給与は、歴代王朝の中で最も低かったといわれる。
どうなったか?
⇒ 汚職と賄賂の横行を招き、腐敗した。一方、役人になりたがる者は非常に多かった。
なぜなりたがるか? - そりゃあ、身入りが多いから。

どう転んでもタダでは起きないのが役人。他は知らず、保身の才だけは抜群。
自分の利益だけは、世界がひっくりかえっても忘れない、離さない。
一に保身、二に(自分の)利益、三、四がなくて、五に(自分たちの)利益。
⇒ 昔の他国の話ではなく、役人とは、古今東西、煮ても焼いても、どうにも食えない存在だということ。
最初はそうでなくとも、次第にそうなってゆく。確実に。
始末が悪いことに、彼らは権力を持っている。
仕事の遂行目的のために仮に付託されたものだが、人間、勘違いするんだよね。99%の役人が。
それは自分の力だと。
低能の者(注)ほど、それを自分に与えられた特権だと考えてしまう。
小役人ほどそれが表面にも出てしまう。或いはワザと出す。どうにも度し難い。
最初は、それなりの使命感をもってスタートする人もいるんだろうけど。。。
(注)上の低能は、学問の能力ではなく、正邪や人間としてあるべき規範を正しく受けとめる「人間力」の意。

吸血鬼を殺す方法はあるが、役人を殺す方法は(今のところ)ナイ。
その意味では、吸血鬼を超える存在が「役人」。
人間でありながら、人間ではない。- すごいね!
政権交代も必要だが、今の官僚制度をタタキ壊さない限り、日本の夜が明けることはないだろうねぇ。
ターケルは、(国は違えども)その辺りを掘り下げるべきであった。
(もっとも、彼は「そんなことをやっても時間のムダ。その価値ナシ」と考えていたのかも知れない。)

■元厚生省事務次官二人を狙った事件(天誅)があった。
■この記述は、特定の個人や、特定の省庁等を指したものではありません。念のため。

【注1】正確ではないが、胥吏(しょり)は、今の日本では、初・中級の公務員のイメージで良いと思う。
(今は、初級とか中級とかはいわないか..)
高級官僚である官人の「官」と胥吏の「吏」で「官吏」。
明治の初期は「官吏様」、今は「お役人」。- えらいんやでぇ。 ここまで読んだあなた、頭が高い!

【注2】上では、身分と職業を厳格には区別していない。
このブログは論文ではないため、区別する意味がないと思うから。
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独立・開業の条件(2)

2008-11-15 16:03:57 | Weblog
11月2日の「独立・開業の条件」の続き。

能力(10点)×努力(10点)×運(10点) の件、

試みに、このブログに2回ほど書いたNさんを、ワタシなりに計算してみた。
(Nさんは独立・開業者ではないけれど。)

「能力」は10点、「運」も10点、能力もさることながら、際立っているのがこの運なんよね。
不思議と幸運がつきまとう。
「努力」は、本人はそういう意識はなく、当たり前と思っているだろうが、
社長に就任した後の新聞に、朝の出社時間が6時と書いてある記事を読んだが(昔の彼の出勤は普通だった。夜の退勤は遅かったけど。←グローバルビジネスに時間など関係なし。)、
社内外の如才ない付き合いを含め、まあ10点かなと思う。

結果、合計は 1000点。
個人的には、上に書いた「運」は20点だと思う。
すると、計 2000点。
こういう人もいるんだよねぇ。 
ワタシの背伸びして500点とは大違い。 
同じ人類の範疇に入っても、ネンデルタール人とホモ・サピエンスほどの違い。
比較すること自体に無理がある。

う~む!

話の前提となっている上の公式だが、
何年か前に恐ろしいことに気がついた。気づくのが遅いんだけど。

⇒ 能力×努力×運 の中の「運」は、マイナスもあり得る ということ。

つまり、自分の能力なり、努力が及ばない、人知を超える何らかの力が働いた場合、且つそれがマイナスの場合は、「ごわさん(御破算)」どころではない、ということ。

開業者は、「一朝事あらばごわさん」は覚悟していると思うけど、マイナスはしんどい。
そういう場合は、人生をリセットした方がいいのかも知れない。
もう、「プア」の話をしているどころではない。。。
「プア」なんてほざいているのは、かわいいものよ、 ということ?   
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古代ブーム(?)

2008-11-14 08:59:45 | Weblog
昨今、古代ものに関心が集まっているらしい。
三国志ものや、蘇我氏ものなど。なぜなんだろう?

レッドクリフという映画が上映されていると聞く。
最初、レッドクリフと聞いたとき、「あれ? どこかで聞いたことがある単語だな」と暫し考えた。
ああ「赤壁」だと分かったが、若い人がよく知っているなと思ったら、映画になっているとのこと。
普通、中国ものは人気がないが、今度の映画をはじめとする古代ものはどうなんだろう?
ブームはしょせん一過性なんだろうけど。
赤壁の話はいずれ書くことがあるかもしれないが、今日は蘇我氏。

急いで書く。なぜ急ぐか?-
大化の改新をテーマにした本が幾つか出ている様で、家内が何冊か買ってきた。
まだ読んでいないが、それらの説を目にする前に、ワタシの推論を先に書いておく。


数年前から、蘇我氏再評価の説が一部に出ているという。
私も、もっとトシをとったときの暇つぶしテーマの一つとして、蘇我氏をやろうと思っていた。
別に学問をやろうというのではなく(ワタシは学問は根気がなくてダメなので)、
単に 入鹿(蘇我入鹿) の政治的冤罪(?)を晴らしてやろう、という意図。
と、いうよりも、藤原氏の陰謀&粉飾にマンマと乗せられている千四百年が気にくわないということ。

大化の改新 - いつ頃からか、「乙巳の変」と呼ばれ、「大化の改新」と区別する様になっているが(これは賛成)、
定説とされる「中大兄皇子と藤原鎌足による大王中心の律令国家への改革」-これは本当にそうなのか?

律令制-それは蘇我氏打倒のための修辞であり、もっともらしく見せるための格好づけ。
きれいな言葉でいえば、理論武装のスローガンであって、別の例えでは幕末の「攘夷」と同じ。
律令制への移行は、必ずしも歴史の必然ではない。そうなった歴史観で見るからそう見えるだけ。
そもそも大化の改新など「無い」。権力争いの必然として蘇我氏へのクーデターが起こった。
「大化の改新」などは、後に権力を握った天智や、その後の天武の意をうけた「おはなし」(日本書紀)で、
加えて、それを支える(支えることで自己の勢力を増長させようという)不比等とその末裔の捏造。

鎌足? - 存在感が非常に薄い。
本当にいたのか? いたとしても、言われている様な働きがあったのか?
バカではなかった訳だが、歴史的には、単なる天智の「たいこもち」レベルではなかったか。
不比等やその子孫によって飾りたてられた存在。
クーデター(乙巳の変)では連絡係で、葛城皇子(中大兄皇子、後の天智)が実行部隊長。

黒幕がいる。
それは誰だ? - と、ここまでは誰もが考える。
ここから先は、証拠がないため、人によって解釈が違ってくる。

軽皇子(後の孝徳、皇極の異母弟)-この人物をあげる人がいるけど、どうでしょうね?
現時点のワタシの推測は、『皇極』。
皇極は、当然に自分が表に出る訳にはゆかぬから、軽皇子や中大兄皇子の甘言に乗ったそぶりをして、
知らぬ存ぜぬ立場をとおした。
- 元来、勝気で、自分中心の、自己顕示欲の強い尻軽女だから、それだけ入鹿暗殺がハイリスクだったことを物語る。
同時に、実行現場を目にしたとたんに後悔した。

皇極は、暗殺計画に乗り気となり、黙認したが、さらに裏でそのストーリーを描いた人物がいる。
それは誰か? - 『大海人皇子』(後の天武)。
大海人が、軽皇子や中大兄皇子をそれと知れぬ様にそそのかした。その動きをしたのが鎌子(鎌足)。
なぜ大海人か? - 何もしないと、自分が権力を握る確率はゼロだから。
もっとも、当初の計画が狂い、壬申の乱に至ってやっと大王になった。

な~んてことを推測しているが、問題はその立証。
これが難しい。
証拠だてるには、根気とそれなりの時間が必要。
時間があっても証明できる保証はない。
という訳で、雑ではあるがここで先に仮説を書いた。 

古代ものは、奇説・珍説、異端ものも多いが、上もその一つかも知れない。
しかし、三国志もそうだけど、専門家でなくても、こういうのが好きな人がいるんだよね。世の中には。
驚くほど博識な人もいる。
ワタシなど、彼らの足下にもおよばない。
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がくげいかい

2008-11-13 08:55:04 | Weblog
きのう、ながたちょう小学校のがくげいかいでした。

ほんとうは、もっと早くひらくのですが、いいんちょうの あべくん が学校に来なくなり、
そのあとにえらばれた ふくだくん も、急にやめると言いだしたので、
新しい「いいんちょう」をえらんでいたのです。
新しいいいんちょうの あそうくん は、おじいさんがむかし小学校のこうちょうだったので、
せんせいが「だれでもいいから早く決めなさい」と言って、あそうくんにきまりました。

あそうくんがしゅやくになって、げき をしました。

おじいさんがおおぜいの さる といっしょに、くらしていました。
あるとき、おじいさんが「さぎ」にあってお金がなくなってしまいました。
ぜんざいさんをアメリカのなんとかファンドにあずけていたら、かちが下がって、紙くずになったのです。
おじいさんは、ファンドを買えとすすめた しょうけんがいしゃ のてんちょうにもんくを言いましたが、
「じこせきにん」だと言われ、びんぼうになってしまったのです。

おじいさんは こまってしまって、おさるさんに「えさのおまんじゅうを朝三つ、夕がた四つにする」と言いました。
おさるさんは食べるものがへるのでおこりました。
すると、おじいさんは「しかたがないので、朝四つ、夕がた三つにする」と言いました。
おさるさんは、おおよろこびし、みんなでしあわせにくらしました。

ぼくは、げきのあと、「おさるさんは、なんでよろこんだんだろう?」と思いました。
おとうさんは、「おさるさんはバカだね」と言いました。
おかあさんは、「みんながよろこんだんだから、それでいいのよ」と言いました。
おじさんは、「そういうのを ちょうさんぼし というんだよ」と言いました。

もう少したつと、せいふは、ぼくに2万円くれるそうです。
おかあさんは、かけいが助かるわと言っています。
そのかわり、3年たったらしょうひぜいがあがるそうです。  
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ニュースキャスター

2008-11-12 08:33:54 | Weblog
筑紫哲也氏が死亡(11月7日)。
元 TBS NEWS 23 のニュースキャスター。

当然に氏との面識はないが、
昔、どういう風の吹きまわしだったか、誘われて新井英一の歌を聞きに行ったことがあり、その会場で見かけたことがある。
(注)新井英一:歌手、代表作「清河 (チョンハ) への道」

途中の休憩時間にロビーにいたら、こちらに近づいてきたので、背を向けた(ワタシを目指した訳ではなく、歩く方向という意)。
あいつが「朝日ジャーナルをつぶしたヤツ」だと思った。
(朝日ジャーナルが廃刊になったときの編集長)

朝日ジャーナル、
一定年齢の方は懐かしいでしょう。
毎号買っていた訳ではないけど(毎週買える懐具合ではない)、
買ったときは少し誇らしく、朝日ジャーナルを手にする自分を格好いいと思っていた。

内容は、学生にとって正直難しかった。
よく分からないながら、読むフリをしないと、正常な人間ではない気がして、何とか字ズラだけでも追う様にした。
読むと疲れた。
アジテーターを含む闘争家はもとより、学者、研究者、評論家、ジャーナリストなどは、自分には無理だと思った。
サラリーマンしかないなあ、と感じさせられた。  
学生が社会を意識しはじめる頃の、感じた挫折の一つ。

思えば、売れなくなっての廃刊も仕方がなかったかと思う。
今だったら、図書館などの機関を除くと、購読する個人は全国で何人いるだろう?
今の学生が読むと、「クリプトン星の言語は日本語に似ている」と思うんじゃあないだろうか?
廃刊は、彼の責任ではなく時代なんだと思うが、一時はアイツがと思っていた。

ジャーナリスト、キャスターとしての評価は知らない。
知ろうとも思わない。
ただ、いつも正論をはく、と感じていた。時折、どうかなと思うときもあったけど。

ニュースキャスターとは、一見「正論」の様に見えることを言う人、自分のことをタナにあげて、 と思ってるワタシ。
よく知らないながら、彼は彼なりに生きたんだろうと思う。 {/
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世相あれこれ

2008-11-11 08:59:51 | Weblog
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■首相の評判
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麻生首相の評判が悪い。
「ぶれる」かららしい。

解散時期、定額減税(給付金)、消費税率アップの時期、後期高齢者制度の抜本的改革、などなど。
しかし、みんな、知らないんよ。彼の深謀遠慮を。 アホには分からんのよ。
彼は、それこそ「あなたとは違うんです」よ。

今日、今月、今年レベルで見るから、ぶれる様に見えるんやね。
麻生が何を考えているか、いずれ分かる。 1万年後に。 あ、そう?

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■G20声明
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日米欧7カ国+新興国の20カ国(G7)の財務省・中央銀行総裁会議が閉幕。
「ずさんなリスク管理、一貫性にかけるマクロ経済政策、先進国における不十分な金融規制・監督の結果」との声明。
まことにごもっとも。
日米欧の財務省トップはいずれも欠席とのこと。こちらもごもっとも。
ドル札をどんどん印刷し、怪しい債権を世界中に売りまくるのを金融ビッグバンと称する、
国家による金融詐欺やけど、しかし、いい商売やね。さすがアメリカ。

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■聖墳墓教会
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キリストが処刑された跡に建てられた聖墳墓教会で、20人以上の聖職者同士の殴り合い。
ギリシャ正教とアルメニア正教の修道士の乱闘。
聖墳墓教会は、ギリシャ正教とアルメニア正教の他、
ローマ・カトリック、エジプト・コプト、エチオピア正教、シリア正教の6宗派が所有権や使用権を分有し、対立しているという。

彼らは、右の頬を打たれたら、左の頬を出したんやろか?
世界中の笑いもの。


み~んな、マンガの世界とおんなじ。 
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