陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

財政破綻で誰が困る?

2010-07-03 20:20:05 | Weblog
カン氏が、街頭演説(金沢)で、次の様に話したという。
「財政が破綻したとき、誰が困るかご存じですか。
(中略)
財政破綻で一番困るのは、年金を受給している人や、比較的所得が少ない人。
その方々がダメージが大きいんですから。」

うむうむ。そのとおりでござりますよ。
ワタシを含め、経済基盤の弱い者、つまりプアが最も影響を受けますなあ。
しかし、そんなことは、わざわざ総理大臣にご教示願わなくても、みんな分かってますよ。

カン氏や。それで?
だから増税するの?
論理に随分と飛躍がありますなあ。
アタマがプアな者、つまりアホにも分かるように言ってもらわないとねえ。

財政が破綻しない様に運営するのが政府の役割でござりましょう?
ワタシの家計でいうと、
1)収入が少ない
2)このため、支出をおさえざるをえない
  ⇒ 必需品以外は買わない(買えない)
3)一方では、収入を増やす努力をするが、しかし19年間殆ど成果なし
4)では、子供に援助してもらうか?
5)子供だって援助なんぞできるワケがない(正しくは、援助する気なんぞハナからない)
6)従って、2)のプア生活が続く

なのでござりますがね、
規模の違いは別として、国家財政も家計も基本は変わりませんぞ。

何故に、上でいう 4)の援助が先に来るのでござりましょう?
そりゃあ、出し手に余裕があれば一番簡単ではありますがね。
しかし、先に、または並行してやるべきことが随分とあるでしょうに。

あれも、これもと、中途半端なことをやらずに、
この20年は、勿論この1年間を含め、その連続ではござるゆえ、
一つ、一つを確実に実行したらどないでありましょう?

カン氏は、過日のテレビ討論で、公務員人件費の削減が進んでいないことについて、
「新規採用を抑制している」と言っていたが、
そんなレベル、そんなスピードでは、ハナシになりませんがな。
バサッ、バサッ、とやらないと。
混乱があろうが、何があろうが、やるんですよ。
官公労が反対する?
ああ、それじゃあアキマセンなあ。

かって(今も?)、昭和(30年代)を懐かしむ風潮があったが、
ワタシなんぞ、生活は昭和と何~にも変わっていませんがな。
ここでいう昭和は、30~40年前を指しているんですがね。
それで困ることなんぞ、ござりませぬよ。

国家財政も、先ずは、30~40年前の規模に戻したらどないでしょう?
コメント
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