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陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

ニュースキャスター

2008-11-12 08:33:54 | Weblog
筑紫哲也氏が死亡(11月7日)。
元 TBS NEWS 23 のニュースキャスター。

当然に氏との面識はないが、
昔、どういう風の吹きまわしだったか、誘われて新井英一の歌を聞きに行ったことがあり、その会場で見かけたことがある。
(注)新井英一:歌手、代表作「清河 (チョンハ) への道」

途中の休憩時間にロビーにいたら、こちらに近づいてきたので、背を向けた(ワタシを目指した訳ではなく、歩く方向という意)。
あいつが「朝日ジャーナルをつぶしたヤツ」だと思った。
(朝日ジャーナルが廃刊になったときの編集長)

朝日ジャーナル、
一定年齢の方は懐かしいでしょう。
毎号買っていた訳ではないけど(毎週買える懐具合ではない)、
買ったときは少し誇らしく、朝日ジャーナルを手にする自分を格好いいと思っていた。

内容は、学生にとって正直難しかった。
よく分からないながら、読むフリをしないと、正常な人間ではない気がして、何とか字ズラだけでも追う様にした。
読むと疲れた。
アジテーターを含む闘争家はもとより、学者、研究者、評論家、ジャーナリストなどは、自分には無理だと思った。
サラリーマンしかないなあ、と感じさせられた。  
学生が社会を意識しはじめる頃の、感じた挫折の一つ。

思えば、売れなくなっての廃刊も仕方がなかったかと思う。
今だったら、図書館などの機関を除くと、購読する個人は全国で何人いるだろう?
今の学生が読むと、「クリプトン星の言語は日本語に似ている」と思うんじゃあないだろうか?
廃刊は、彼の責任ではなく時代なんだと思うが、一時はアイツがと思っていた。

ジャーナリスト、キャスターとしての評価は知らない。
知ろうとも思わない。
ただ、いつも正論をはく、と感じていた。時折、どうかなと思うときもあったけど。

ニュースキャスターとは、一見「正論」の様に見えることを言う人、自分のことをタナにあげて、 と思ってるワタシ。
よく知らないながら、彼は彼なりに生きたんだろうと思う。 {/
コメント
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