背景

今日も今日とてＮさんは頬杖ついて自分の世界に入っている

会話する事もないし、電話に出る事もない

本当は今日仕事で外に出る予定で準備していたらしい

でも先方の都合が悪くて外に出る事が出来なかった

だからずっとパソコン作業をしていた




完全に私達とは別世界にいる

来週先方と約束できれば喜んで出かけるだろうな
パソコン作業もいい加減飽きているだろうから・・・・・・



せっかくの連休だから春物を買いに行こうかな

母が水を注す
「いつも買うものは同じ色ね。似たものばかり買って」

えーそうですよ、どうせ

体型に合うもの、無難な色、となるとだいたい決まって来るんだよ

調子に乗って冒険すると、バランス悪かったりして、着れなくなってタンスの肥やしになる

滅多に着ないよそ行き服よりも、いつも着る事が一番だよ


スニーカーも長年はいてついに破れたので新しく買った
早速母が見つけて、
「新しく買う前に古いのを処分してよね、沢山有るでしょう」

うーん、順番がそうなのかな？
新しく買って用意したから、古いのを処分出来るような
前もって処分してから買うのか？


こんな小言ばかり言われてうんざりだ