耕作放棄田の放牧

自宅牛舎の他に、牛の放牧場が2カ所あります。


一カ所は牛舎もあり、バヒアグラスという永年性の牧草で草地造成した
ちゃんとした牧場です。分娩室もあります。

　　　　　




もう一カ所は、耕作放棄された田んぼの周囲に電柵を張り、その中に牛を
入れているだけの放牧場です。牛舎はなく雨ざらしです。

農業委員をしているときに町内の耕作放棄地を何とかしようということで
始めました。面積は約１．５ヘクタールほど。5件の農家から借り受けました。
始めてからもう7、8年になりますが、今年は4月後半ぐらいから3頭放牧し
ています。

始めた当初はセイタカアワダチソウなどにおおわれ、田んぼの形状さえ
わからないほど荒れ果てていました。



それが今ではこんなに。
田んぼは私が作っている田んぼです。
その上下が放牧場になっています。

　　　


牛さんたちが、田んぼがこれ以上荒れないように雑草を刈り取ってくれています。
まさに農地の番人です。いや番牛か・・・。




この前ある人から「牛がかわいそう」といわれました。
牛舎もなく、飼料もやらずほったらかしにしているように見えたのでしょうか・・。

いやいや牛たちにとってはここは天国です。

ミネラルたっぷりの野草は食べ放題だし、この時期は水たまりで水浴びだって
できるんですよ。




草しか食ってないのにまるで肥育牛みたいにまるまる太って、毛づやも艶艶
ではないですか・・・。





これはソーラー式のバッテリー。
周囲の電線に、かなり強い電流が流れるので一度触れたら牛は二度と触れようとしません。

しかし、数年前に一度だけ真夜中に警察から呼び出しを食らいました。
牛が県道をうろついていると通報があったそうで、慌てて行ってみるとたしかに
うちの牛でした。しかし、いまだにどこからどうやって出たのかわからない・・・。


　　　　　


今年はこの放牧場の一部でネピアグラスという牧草の試験もしています。
株をもらって植えた当時はひどく乾燥が続いて、根付くかどうか心配でしたが
梅雨が明け、ぐんぐん成長しています。

　　　　




広い放牧場でゆったりと草を食べる牛を観ていると何となく癒されますね－。






だからといって牛になりたいとは思いませんが・・・。

梅雨明け

やっと長かった梅雨が明けました。

久しぶりに青い空がのぞき、気温もぐんぐん高くなってきたので
今日は午後からトラクターを洗車しました。

田んぼに使って以来泥がへばりついたままだったのできれいに洗い流してやりました。
これから秋・冬やさいの作付けに活躍してもらわなければなりません。





牛舎の横からの眺めです。私の後ろの方を望遠で拡大してみました。
真珠湾攻撃の際「ニイタカヤマノボレ」の暗号を発信した針尾の無線搭が見えます。








今年も暑い、暑い夏がやってきました。
私の好きな夏です。

今年の夏はいったいどんな夏になるんでしょうか。

季節の花（８）・・・カサブランカ

連日の雨で頭の中にもカビが生えそうです。ストレスがたまります。

畑の野菜たちも苦しそうです。

土曜日からは晴れマークが続いていましたが、早く梅雨が明けてほしいものです。


雨の中、庭にカサブランカが咲きました。
ユリ科の女王といわれるだけあって、白い大きな、堂々とした花です。


　　　　　




　　　　


母が花瓶に生けていたものです。





ずっと前に観た映画のカサブランカとなにか関係があるのかと思っていたら
映画はモロッコの都市の名前で、花のカサブランカとは関係ないみたいですね・・・。



早くこのうっとうしい梅雨に別れを告げ、真夏の太陽を浴びたい・・・。

スイカ

我が家の周りにはスイカ畑があちこちにみられますが、最近の
長雨、日照不足などで病気が入り、つるが枯れていっています。






最初の頃は調子がよかったのですががよかったのですが、なかなかむずかしい・・・。




我が家のスイカ畑は、はじめから梅雨があがってから実をつけるように植え付けをしています。

まだまだこれくらい。一個の実もつけていません。






この調子だと、スイカが食べられるのはお盆を過ぎたころでしょうか。

そもそも食べられるようなスイカができるかどうか・・・それが問題です。

放牧場でのお産

自宅から一キロほど離れたところに放牧場があります。
そこにお産間近の牛がいたのですが今朝出産しました。

実は、牧場の近所に住んでいる人が親切に「様子のおかしい牛が一頭いる。
おしりから変なものが出ている」と連絡があったのです。

変なものじゃなくて牛のお産ですよー！

今日分娩室へ移す予定だったのですが牧場に行ったときはもうすでに生まれていて
母親の母乳を探していました。元気な雄でした。







この子牛には、陽之助と名前をつけることにしました。
龍馬をして、「（刀を）二本差さなくても生きていけるのは俺と陸奥ぐらいだ」
と言わしめた陸奥陽之助からもらいました。


陸奥は海援隊で龍馬と行動を共にし、明治になってからは外務大臣、兵庫県知事
、枢密院顧問などになっています。


子牛の陽之助も・・・出世するぜよ！！