やさしい風

ただ今ブログを更新するので精一杯の毎日です。当分の間コメント欄を閉じさせて頂きますのでご理解下さい。

雄勝へ ②

2023年09月26日 | 日記

「まぐろ解体ショー」と

「まぐろのおふるまい」の間に

サムライアパートメントのライブが

ありました。

 

 

サムライアパートメントも

東日本大震災の時

 

kyoくんが

雄勝中学校の生徒さんたちに

 

何とか元気になり

前を向いて歩いてほしいとの思いから

 

「『総合的な学習の時間』に太鼓を教えに通っていた」

という経緯があり

 

 

その事がご縁で

雄勝の皆さんや鯖戸さんたちと

知り合ったのだそうです。

 

 

三重から

たくさんの支援を運んできてくださった事への

感謝の気持ちを込めて

 

サムアパから

鯖戸さんたちへの

お返しの贈り物もありました。

 

 

そしてこの日

サムライアパートメントは

 

カバー曲2曲と

(「木蓮の涙」と「ハナミズキ」)

オリジナル曲を織り交ぜて

 

 

思い入れのある雄勝の地で

およそ1時間の演奏を聞かせてくれました。

 

 

サムアパの事を何も知らず

道の駅に用事があったり

まぐろを楽しみに集まって来られた人たちも

大勢いたと思うのですが

 

演奏をしている間に

たくさんの人たちがステージ近くに集まり

サムアパの音楽に

耳を傾けていました。

 

 

私は

ステージ前の椅子に座っていたのですが

 

左側のやや後ろの方にいた

漁師さん風の男性が

 

「やぁ。うまいっちゃなゃ!」と

隣の席の男性に笑顔で言っていたことや

 

 

私より先輩?と思える女性の方が

「ここ、いいですか?」

と空席だった私の隣の席に途中から座ってきて

 

 

一生懸命

拍手をしたり

ハンカチを振ったりして

 

 

にこにこと

ライブを楽しんでおられたことなどが

印象に残りました。😊

 

 

そして

一番心を動かされたのは

 

ちょっと離れた

イートインスペースの椅子に座っていた

お母さんが

 

ある曲の時に

白いハンカチを出して

静かに涙をふいていた姿です。

 

 

…雄勝は あの震災で

大きな被害をこうむってしまった漁場の

1つでした。

 

「硯(すずり)の町」でもあり

私も硯職人さんたちのお話が聞きたくて

2.3度訪れた事があるのですが

 

 

 

震災から半年後くらいに

「海辺の町はどうなっているだろう」

と沿岸部をまわった時

気付かないうちに雄勝を通り越してしまい

 

自分自身

とても衝撃を受けたことを思い出します。

 

 

平和な日常が戻ってきたように見える

今だけれど

 

時が過ぎても

決して忘れる事のできない

辛く悲しい出来事が

 

あのお母さんにも

きっと幾つもあったのでしょう……(😿)

 

 

そのお母さんの心に

しもちゃんの歌声とサムアパの演奏が

優しく寄り添って

「泣いていいですよ」

と語りかけているかのようでした。

 

 

あの日

多くのものを吞み込んでしまった海は

 

この日

青い空の下で

きらきらと穏やかに光っていました。

 

 

*

 

 

今日は

そのお母さんがそっと涙していた曲を

ご紹介します。

 

「通い慣れた帰り道で思わず溢れだした涙」

という

ちょっと長いタイトルのこの曲

 

「それが大事」の

「大事マンブラザース」の立川俊之さんが

サムアパに提供してくださった楽曲です。

 

興味のある方は

▶をクリックして聞いてくださいね。

無料で視聴する事ができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雄勝へ ① | トップ | 久々の登山 »
最新の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事