やっぱり本が好き@ミステリ

日頃読んだ本の感想・日常の生活など

世界の終わり、あるいは始まり  歌野晶午

2009-07-16 15:52:46 | Weblog
東京近郊で連続する誘拐殺人事件。
誘拐された子供はみな、身代金の受け渡しの前に銃で殺害されており、その残虐な手口で世間を騒がせていた。
そんな中、富樫修は小学六年生の息子・雄介の部屋から被害者の父親の名刺を発見してしまう。
息子が誘拐事件に関わりを持っているのではないか?恐るべき疑惑はやがて確信へと変わり…。
既存のミステリの枠を超越した、崩壊と再生を描く衝撃の問題作。

歌野さんの本は
「葉桜の季節に君を想うということ」を
初めて読みました。
以前、叙述トリックにハマった時に読みました。
騙される。
と、わかっていても
やっぱり騙される。
すごく面白かった。

続いて読んだのが
「ハッピーエンドにさよならを」
これは私には合わなかった。

なので
長いこと歌野氏の本は読んでいなかった。

そして今回
このタイトルに惹かれて。
なんかとってもミステリーっぽくて。

最初はテンポよくグイグイ引き込まれて。
ゾクゾクしながら読んじゃった。
途中から。
うぅ。
妄想かよ!!!
と何度も突っ込みながらも。
グイグイ引き込まれ。
最後には
そこで終わりかよ!
って感じでしたが
とっても楽しめました。

歌野氏の他の本も読んでみようっと。