やっぱり本が好き@ミステリ

日頃読んだ本の感想・日常の生活など

ガリレオの苦悩 東野圭吾

2008-12-15 11:47:43 | Weblog
湯川の頭脳に挑戦してくる犯人たち
科学を殺人の道具に使う人間は許さない。絶対に。
落下る アイデアがあるなら試せばいい。価値のない実験なんかない
操縦る 人の心も科学です。とてつもなく奥深い
密室る 人間が生み出した謎を解くには、人間のことを知っておく必要がある
指標す 神秘的なものを否定するのが科学の目的じゃない
攪乱す 魔法なんてものは、この世に存在しない

短篇はあまり読まないのですが大好きな東野氏の新刊なので早速読んでみました。
期待を決して裏切らない面白さ。聖女の救済よりこちらのほうがオススメですね。



鳥人計画 東野圭吾

2008-12-10 10:58:30 | Weblog
「鳥人」として名を馳せ、日本ジャンプ界を担うエース・楡井が毒殺された。
捜査が難航する中、警察に届いた一通の手紙。
それは楡井のコーチ・峰岸が犯人であることを告げる「密告状」だった。
警察に逮捕された峰岸は、留置場の中で推理する。
「計画は完璧だった。警察は完全に欺いたつもりだったのに。俺を密告したのは誰なんだ?」
警察の捜査と峰岸の推理が進むうちに、恐るべき「計画」の存在が浮かび上がる…。
精緻極まる伏線、二転三転する物語。
犯人が「密告者=探偵」を推理する、東野ミステリの傑作。



聖女に救済 東野圭吾

2008-12-10 10:51:28 | Weblog
男が自宅で毒殺されたとき、離婚を切り出されていたその妻には鉄壁のアリバイがあった。草薙刑事は美貌の妻に魅かれ、毒物混入方法は不明のまま。湯川が推理した真相は―虚数解。理論的には考えられても、現実的にはありえない。

殺された義孝にとって結婚は子どもを持つための手段。
1年経っても綾音(妻)が妊娠しなかった場合、離婚するといっていた。
冷酷に期限が来たことを通告され、妻は決意する。
最低な男ですよね。
トリックはありえない!って感じでした。確かに現実的にはありえません。
しかし、彼女はそれをやった。すごいですね。

魔球 東野圭吾

2008-12-04 10:57:37 | Weblog
9回裏2死満塁、春の選抜高校野球大会、開陽高校のエース須田武志は、最後に揺れて落ちる“魔球”を投げた!
すべてはこの1球に込められていた……捕手北岡明は大会後まもなく、愛犬と共に刺殺体で発見された。
野球部の部員たちは疑心暗鬼に駆られた。
高校生活最後の暗転と永遠の純情を描いた青春推理。





モダンタイムス 伊坂幸太郎

2008-12-04 10:39:47 | Weblog
検索から、監視が始まる。
岡本猛はいきなり現われ脅す。「勇気はあるか?」
五反田正臣は警告する。「見て見ぬふりも勇気だ」
渡辺拓海は言う。「勇気は実家に忘れてきました」
大石倉之助は訝る。「ちょっと異常な気がします」
井坂好太郎は嘯く。「人生は要約できねえんだよ」
渡辺佳代子は怒る。「善悪なんて、見る角度次第」
永嶋丈は語る。「本当の英雄になってみたかった」

前作のゴールデンスランバーが最高に面白かったのでかなりの期待で読み始めた。
拷問で始まるなんて斬新!「勇気はあるか?」の問いに「実家に」と言いかけたが言葉を止めた。のように言いかけたが止めた。がよく出てきてその度にプッて笑ってしまう。だって拷問中ですよ。こんなこと本当に言ったら殺されるよ!