やっぱり本が好き@ミステリ

日頃読んだ本の感想・日常の生活など

Nのために 湊かなえ

2010-03-03 15:10:22 | Weblog
「N」と出会う時、悲劇は起こる―。
大学一年生の秋、杉下希美は運命的な出会いをする。
台風による床上浸水がきっかけで、同じアパートの安藤望・西崎真人と親しくなったのだ。
努力家の安藤と、小説家志望の西崎。それぞれにトラウマと屈折があり、夢を抱く三人は、やがてある計画に手を染めた。
すべては「N」のために―。
タワーマンションで起きた悲劇的な殺人事件。
そして、その真実をモノローグ形式で抒情的に解き明かす、著者渾身の連作長編。
『告白』『少女』『贖罪』に続く、新たなるステージ。

湊かなえ様の「告白」を読み衝撃を受けました。
今まで読んだことのない感じが刺激的で
少女、贖罪と読みました。
しかし、告白を超えることはなく。
こんなことを言うと申し訳ないのですが
少女と贖罪はどんな内容だったか思い出せないほどです。
まぁ私の記憶力に問題があるのかもしれませんが・・・。

そして今回の「Nのために」
あまり期待なく読み始めました。
事情聴取から始まります。
手に取るように状況がわかり
わくわくしてきました。
Nって誰!
誰が何を隠してるの!
なんて思いながらテンションは上がる一方。
登場人物全員イニシャル「N」だし・・・。

中盤に小説家志望の西崎の小説「灼熱バード」が書かれているのですが
なんだか読んでて疲れちゃっいました。
それを超えれば面白く読むことが出来ました。

最後に杉下希美の10年後が書かれているのですが
その最後に不可解なことが書かれていて
あれどういうこと?
と今思っていて
そこを何度も読んでるのですが
わからないので
これから少し遡って読み直したい思います。

カッコウの卵は誰のもの 東野圭吾

2010-03-03 14:35:48 | Weblog
スキーの元日本代表・緋田には、同じくスキーヤーの娘・風美がいる。
母親の智代は、風美が2歳になる前に自殺していた。
緋田は、智代の遺品から流産の事実を知る。
では、風美の出生は? そんななか、緋田父子の遺伝子についてスポーツ医学的研究の要請が……。
さらに、風美の競技出場を妨害する脅迫状が届く。
複雑にもつれた殺意……。
超人気作家の意欲作!

さすが東野圭吾様。
読ませますね。
序盤からストーリーに引き込まれます。

ただこんなことを言うと
東野圭吾様ファン。
並びに愛読家の方に批判されてしまうと思いますが
言わせていただきます。

なんだか韓国ドラマを観ているよう。

だって韓国ドラマ欠かせない要素が盛り沢山。

多少ネタバレになってしまいますのでご注意下さい。

出生の秘密。
事故。
不治の病。
昏睡状態。
異母兄弟。
などなど・・・。

記憶喪失こそ無かったけれど。