やんたけバス研究所 別館

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宇野自動車のエアロスター。

2013-05-31 20:56:00 | バスネタ昔の路線バス
岡山のエアロスターと言えば、忘れちゃならないのが宇野自動車!。

類稀なる個性がキラリと光るこの一品。かつては7年で代替し中古路線バスの供給源であったのは皆さんご承知のとおりだと思いますわ。

なので、ここで紹介しても別に・・・って感じでしょうから既に消えた車両を御紹介しましょう。

コレじゃ!

宇野自動車 P-MP218M 昭和60年式

この車両は宇野自動車エアロスターM導入一発目の個体ですわ。何かが違うでしょ?・・・そうなんですよ、まずは宇野自動車の命ともいえるフロント頭上のマーカーランプ。このエアロスターに装備されているのは今現在の砲弾型ではなくスタイリッシュなシャークフィンタイプとでも言いましょうか、エアロスターのデザインに上手く馴染んだタイプだったんですネェ。更に中扉から後の側窓を見て頂きたい。普通宇野のエアロスターは5つあるんですけどこの車両は4つ!。中扉の位置も他の個体よりもやや後に設けられていたんですねよねぇ。つまりは窓の大きさが均一になっているんですよ。

その後、

宇野自動車 P-MP218M 昭和62年式

残念ながら、その1年後の昭和61年導入車は捕獲していないんですよね(泣)。よって2年後の昭和62年導入車を見て頂きたい。こちらが宇野自動車のエアロスターMの基本的モデルといいましょうか。最大の特徴であるマーカーランプは旧来の砲弾型に再変更され、側窓の窓割りも大きさ不均等で前4つ後5つとなっていますわ。なぜ窓の大きさが不均等なのか?・・・それは1列に窓1枚となるように区割りされているんですよね。更に言えば二段窓の中間にあるサッシが他のバスに比べると上の方にありますよね?・・・これはオキャクさんが外を眺める時に標準の窓だと丁度視線に窓の桟が入ってしまうんですよねぇ。そこで宇野バスはわざわざ窓を特注にして(上下逆にしているとも)桟を少々上にやる事により良好な視界を確保したんですよねぇ。何と言う配慮!天晴れですわ!!

写真じゃ判りませんけど、リーフサスも特注の柔らかいものなんですよね。これは当時の下電バスのベテランドライバーさんから教えてもらいました。そのころは大量の宇野バスが下電に移籍していたんですよね。ただ、代替時期が早いためか然程手入れがされておらず、年式の割に痛んでるとも仰ってましたわ・・・・。

こういう話はホント趣味冥利に尽きると言うか、中々タメになりますねぇ。

昔は車両に個性があり、趣味的にホント面白かったですわ・・・・(遠い目)