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東ロボくんはなぜ英語・国語が苦手なのか その1

2016年11月20日 | 受験関連

ロボットは東大に入れると思いますか?

というキャッチーな話題でマスコミを

賑わしている東ロボくんですが、

実はすでに、東ロボくんは将棋のプロを

打ち負かした強者?です。

この開発を手がけているのが、

国立情報学研究所の新井紀子さんです。


彼女は2011年に「コンピューターが仕事を奪う」という著書を

上梓し、産業界や一般社会に警鐘を鳴らしたそうです。

ところが、世の中は彼女の警鐘に全く関心を示さず、

その書物もあまり売れなかったそうです。

いくらAIが発達しても、人間の仕事がロボットに駆逐される

なんてことは夢物語だと思われていたからです。

 

そこで、彼女は東ロボくんを開発することに決めたそうです。

このロボットが東大に入るだけの力を持てば、その事実が

大きなニュースになると信じたからでした。


その東ロボくんは今どこまで進んでいるのでしょうか。

今のところ、東ロボくんの成績は東大に入るだけの力はありませんが、

センターで言うと、偏差値50位はとれるそうです。

特に理系の科目が強く、化学・数学・物理は7割位の正解率で

かなり優秀です。

 

ロボットというのはほとんどのロボットがそうですが、

決められた仕事しかできません。

(そこが、人間と大いに違うところなんですね。)

東ロボくんの一番苦手な科目は国語と英語だそうです。

 

なぜ東ロボくんは文系の科目が弱いのでしょうか。

実はこれには理由があります。

 

国語の文章問題には何百という言葉が出てきまが、

言葉の意味は文脈によって多様な意味を持ちます。

林檎の赤い色といっても、その赤い色も個人差があるのはご存知ですね。

つまり赤といっても脳内の赤が皆さん異なるということです。

ロボットのプログラムに

そういった情報を入れることが実に難しいのです。

人間にとって当たり前のことが、ロボットには

皆目理解ができないことが山のようにあるのです。

さて、この東ロボくんが国語や英語になぜ弱いのかということを

掘り下げながら、受験において国語力をつけることがいかに大切か

ということを次回からお話していきます。





 



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