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テストは点数を見るだけで終わっていませんか その2 高校生編

2018年01月05日 | 塾の今を語る

塾の先生の仕事というのは教科指導、

教務管理、税務管理、広報などありますが、


最も大切なものはもちろん指導です。

教科を教えるノウハウは長年の指導経験の中で


蓄積したものが有ります。

あとは、生徒さんに合わせた指導が

確実にできるかどうかが大切になってきます。

今回は、YANO塾に通う高校生に対して

どのように大学受験指導をしているのかお話します。 

 

通っている学校にもよりますが、

塾生をみていると、小・中・高という学年の中で、

学校で履修するにおいて、

最も教科の負担が大きいのが高校生です。

 

定期テストともなると、その準備には2週間、さらに

試験も一週間から2週間ほどかかる場合もあって、

その間は塾で進めている勉強もストップして、

定期テストの勉強に注力します。

 

高校生は赤点をとってしまうと

進級にも影響するので、

それはみなさん必死です。

 

定期テストの結果は、

学校での日々の勉強の成果が出てくるので、

もちろん点数が良くない時は、

よくなかった問題がどういう原因によるものかを

しっかり見つめておかなくてはいけません。

 

ただ、将来の受験を考えた場合、

推薦で大学を決める生徒以外は

定期テストの結果はまったく関係ありません。

 

過度に定期テストに翻弄されてしまようでは、

本末転倒です。

 

高校生にとって一番大切なことは

将来大学受験をする際に合格できる得点を

確実にものにできる学力をつけることです。

 

将来医療系に就きたいとか、

建築家になりたい、

土木関係、ロボット、AI、

素材関係、やはり具体性のある職業というのは

理系が多いですが、文系であれば、経済学、社会学

法律、いまや文系学科でもビッグデータが活用されていたり、

データ処理が欠かせません。

 

こう見てみると、やはり数学という科目が

文系・理系にかかわらず役に立ちます。

数学はなんといっても、

論理性と正確にものごとを判断する力を要求されます。

ただ数学に向いた人と、向いていない人の差が開くのも

事実です。

向いていない人にとっては、数学は大変な科目ですが、

向いていない人なりに数学を勉強する方法はあります。

自分にあった勉強法を見つけることが先決です。

 

 

それと、確実な英語力です。英語は蓄積の教科です。

とはいっても、知識ベースだけではいけません。

本来英語はコミュニケーション・ツールそのものです。

 

そういう観点から、高校生のレベルとしては、

WEBでいくらでも読める英文記事程度のものを

さらりと読みこなせる力を持っていれば、

英語は大丈夫でしょう。

 

国語ですが、センターの国語は現代文が5割、古文漢文が5割。

現代文が苦手でも、古文漢文で点をとれば

なんとかなります。

 

現代文は小学生・中学生で不得意だったら、

まず伸ばすのが難しい科目です。

対策はするにしても、

国語に時間を割きすぎてはいけません。

 

高校生は学校でもベネッセや河合塾の模試などを

頻繁に受ける人もおおいでしょう。

 

こういった模試は受験してから返却するまで

結構期間が空いてしまいます。

ベネッセなんて、返却されるまでに

2ヶ月はかかっているようです。

返ってきたら、自分ができなかった単元を

しっかり復習しておかなくてはいけません。

そのまま放っておいたらまさに

宝の持ち腐れになってしまいます。

 

YANO塾では、高校生の塾生には塾で

年4回模試(記述式)を受けてもらっています。

帳票でデータを見て、生徒たちに今の学力の

問題点を指摘するのは当然するとして、

さらに英語と数学においては出来なかった問題の分野の

掘り下げのための勉強をしてもらいます。

 

模試の成績は帳票以外に私のPCに送ってもらうので、

生徒が受けた数学の各単元の正誤表を確認できます。

その画面は次のようになります。(一部を掲載しました)

 

 

その☓のついている単元を選択すると、

さらに追加問題を作成するボタンを押すと

その生徒にあった問題を作成できます。

 

出来なかった項目を選択肢て、プリント作成問題の問題を押すと、

問題を作れます。なかなかよい機能ではないですか。

 

 

もちろん詳しい解説つきなので、

わからなかったところを意識しながら

しっかりと復習することで、弱点対策ができます。

 

このように模試をすることで、総合的な学力判定と

弱点の補強が同時に出来るのです。せっかく時間をかけて

模試をするのですから、そこから得るものが多いほど

模試を受ける意味もあるというものです。

そういうことで、この模試で明らかになった弱点単元を

掘り下げる勉強はなかなか生徒さんに好評です。

  

「人は間違うことで初めて

自分の弱点に気がつくよね。

しかしその間違いを次に活かせるかどうかで

勉強の成果は大きく違ってくるよ。」

これが生徒さんに対する

私の口癖みたいなもんです。(笑)

 

 

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