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高校英語を飛躍的に伸ばす方法 Vol.2

2017年04月25日 | 英語教育

今、どんどん人の寿命が伸びています。


会社に就職しても、以前は60歳定年が


いつのまにか65歳になり、


いずれは70歳まで働くというのが


当たり前の時代になるでしょう。


健康であるならば、人のために働き生きがいを


感じることはとても意義あることです。


特に人口減少に悩む日本社会にとって


老人人口が生産性のあることに従事すれば、


そういった社会問題が幾分緩和されるかもしれません。


いきなり、英語とはまったく関係ない話から始めたのですが、

十代の半ばにある若い皆さんであっても、

年をとっていくわけです。

 

私も確実に毎年、毎年受験生を合格まで導いているわけですが、

受験生をもっていると1年がとても短く感じます。

まさに光陰矢のごとしで、

時間は待ってくれません。

 

年齢を経てきてわかることがあります。

それは若い時に覚えた語学の能力は痩せることはなく、

しっかり残るということです。

 

言葉というのは確かにいつも使っていないと、

忘れてしまうということはあります。

でも、言葉というのは完全に記憶されると本当に抜けないのです。

 

私は、小6の夏にある本を読むことがきっかけで、

自分で英語の勉強を独学で始めたのですが、

そのスタートがよかったと思っています。

英語学習が上から降ってくるものではなく、

まさに自分の足で、ヨチヨチ歩きながら

自分で歩き始めたからです。

 

小学校に出会ったその本にラジオの番組が

紹介されてあって、その番組のタイトルが

ラジオ英会話でした。大人が聴くような

番組でした。

夏から、英会話のテキストを近くの本屋さんで

買って、勉強をスタートさせました。

テキストは当時は90円でしたね。

 

 

高校になってからはその英会話の講座と並行して、

同時通訳で有名な國弘正雄さんの

テレビ英語会話上級というのを聴き始めました。

 

この番組の質の高さは恐らく今の大学レベルほどでした。

当時の世界的に有名な学者や映画監督や経済人に

インタビューしたものが掲載され、会話が流されました。

いつもテープレコーダーでそれを録音し、

まさにテープが擦り切れるくらい聞いていました。

それが楽しかったのです。

 

國弘正雄の名前を知っている人はもう少ないでしょうが、

彼はアメリカがアポロ号で月面に宇宙飛行士が降り立った時の、

まさにその時の同時通訳者2名のうちの一人だったのです。

彼の番組に大いに影響を受けて、

私の英語力は飛躍的に伸びたと思います。

 

高校生になると、

毎月英語版PHPや、

英字新聞やペイパーブックを買って

多読していました。

とにかくたくさん読むということが

英語力を伸ばしてくれました。

多読が最も大事です。

 

もちろんそれと並行して、

文法や単語や熟語を覚えるのは大事ですが、

多読による英語のインプットがもっとも

英語力を伸ばしてくれました。

 

日本の英語教育というのはなかなか変わりません。

学校の授業は相変わらず英語の教科書を年に1冊しか

やりません。

それでは本当に英文が少なすぎます。

確かにセンター前になると、英文を読むのですが、

高校生の皆さんはおしなべて、読むスピードが遅いですね。

それはたくさんの英語を読む経験が少なすぎるのです。

 

現在は、情報を入れるという意味ではいい時代になりました。

ネットを開けば、TEDやYOUTUBEでたくさんの英語を話している

映像をただで聴くことができます。

 

でも、みなさんそういう使い方でなく、

むしろネットはエンタメに

はまっていますよね。

これでは、もったいないです。

 

 

高校生のみなさんに言いたいことは、

海外に通用するような英語力を

つけるにはたくさんの英語をインプットしてほしい

ということです。

 

最初の話にもどりますが、英語力というのは

世界に出れば、かならず役に立ちます。

使える英語を一度みにつければ、

生きている限り使えます。

 

老人になっても英語ができれば

カッコイイじゃないですか。

人生は長いです。

使える能力を若い時にしっかり身につけて

自分の人生を切り開いていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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