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夏講で何をすべきか 公立中高一貫校受験編 その1

2016年07月04日 | 受験関連

ひとつは、算数の力です。

基礎力がとても大切です。

基礎ができていない人は絶対に短期間で

合格に持ち込めないのです。

たとえば、

保護者の多くのお父さんお母さんは、

自分の子供が6年生になって、中高一貫校受験を

考えていて、6年生になって、算数のテストの点も悪くないし、

このまま行けば受験も大丈夫と安易に考えていないでしょうか。

実は、クラス40名いれば、6年生であっても完全に5年生の

算数をマスターしているのは上位10%、すなわち

4人ほどです。今は40人クラスというのは少なく、

ほとんどのクラスが30人代です

つまり上位3人ほどしかきちんと理解できている人が

いないのです。

受験の算数というのは、割合や、比や、比例の式や

反比例の式・方程式などの式を利用して

問題を解いていくのですが、まんべんなく、5,6年生で習った

算数のテクニックを使います。親御さんとしては、習っていれば、

それはできて当たり前と思うのがとうぜんでしょう。

ところが、ほとんどの6年生がそれを完ぺきにできないのです。

 

私の塾に他の塾から移ってくる生徒さんのほとんどが

きちんとその力を身につけていないのです。

お母様としては学校の算数のテストはいつも90点以上だし、

できていると思いました。とよく言われますが、

YANO塾では、かならず入塾テストで算・国の基礎力と

応用力をみるのですが、そういう生徒さんでも

半分くらいしか点が取れないのです。入塾の面談で

その事実をお話すると、ほとんどのお母様方はびっくりされます。

最近では他の塾に通っていても伸びないのでということでよく相談に

いらっしゃいますが、他塾の不満が山積していて、それを聞いているだけでも

私としても同情してしまうことがあります。

こんなことを書いては不謹慎ですが、

塾にも色々ありまして、あまり伸びない生徒がいても

成績が伸びていない事実を隠し、結果を出さずに先延ばししている塾が

多いのです。

昨年もそういう生徒さんが何人か相談にいらしゃいました。

保護者の方のお話しを聞くと、私としても

あまりのその指導のいい加減さに驚きを禁じえないのですが・・・。

中学受験というのはひとつのブームですので、

誰しも中学受験を考えるようになってきました。

最近では、桐蔭中・向陽中だけでなく、

和大附属もターゲットに入っています。

ところが、

そういういい加減な塾に行ってしまうと

いきなり、受験指導をされるわけです。基礎の力が十分ないのに、

中高一貫のテキストに取り組んでも効果もありません。

また未消化な単元があってもそこを掘り下げるわけでもなく、

ただテキストを進めるだけで力がつくわけもなく、

そのまま時間だけが過ぎてしまいます。

子供の成績が伸びている様子がないので、塾に問い合わせると、

「大丈夫です」「講習を受ければのびますから」「秋から伸びてきます」

なぜ大丈夫なのか、講習で自分の子供の欠けている点のどこを

対策してくれるのかというような、そういう細かい説明がないのが、

いい加減な塾の特徴です。問題解決の糸口はなく、先延ばし作戦だけなのです。

それは塾の怠慢というよりは確信犯的です。

別にその行為が、犯罪でも法律違反でもないですが、

ある意味姑息だと思います。

いい加減な塾かどうかの判断は次の④つの項目を

チェックしてください。

まず、

① きっちりと偏差値が出来るような学力テストを

少なくとも2ヶ月単位くらいで実施しているか。

② その成績の推移に対する説明が塾側からきちんとされているか。

また成績が上がっていないならどういう対応をしていこうと

いう具体的な対策や、指示がされているか。また実行されているか。

③ 受験科目の日頃の問題の直しや、できなかったところの再テストなど

きめ細かく指導されているか。それがノートに反映されているか。

(お子様のノートを見れば一目瞭然です。)

(私の塾では、算数・数学ノートは1ヶ月に1冊くらいで使い切ります。)

④ 偏差値を出すテストの直しをきっちりとさせているか。

上記の項目で3つ以上徹底してやっていないようでしたら、

完全な塾の怠慢です。そういう塾は通っても成果が出ない上に、

勉強の方法を間違ったものとして刷り込まれてしまいます。

それはこれからまだ中学・高校と進んでいく上で

勉強の正しい方法を身につけていかなければならないのに

いい加減な考え方、いい加減な勉強のやり方を刷り込まれてしまうのです。

お金を出して、子供を駄目してしまう塾というのは???

です。

でも、意外とそういう塾が多いのです。

これは由々しき問題ですが、大切なお子さんの

教育の期間というのは後戻りはできません。

もし、その事実がはっきりしたら、勇気を持って行動しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

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