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子どもたちの進路を輝かせるために  小学生編 その1

2021年04月17日 | 教育雑感

日々小学生を指導していて、

彼らを大きく分けて見ると、

 

算数力>国語力という

Aタイプと、

国語力>算数力という

Bタイプに別れると思います。

 

では、教師にとってAタイプとBタイプでは

どちらが指導しやすいでしょうか?

答えは

Bタイプの生徒の方です。

 

その理由として、算数を伸ばすことは

半年〜1年くらいあれば難しいことではありません。

(ただし、例外は無きにしもあらず)

Aタイプの生徒に、国語においていくら半年〜一年かけても

なかなか成果が出ないという悲しい現実があります。

 

算数の応用力があるかどうかは、複雑な問題文を

読みこなすことができるかどうかで決まります。

算数の応用問題ができるかどうかは

文章題をしっかりと理解できる国語力が

備わっているかどうかで決まるのです。

 

ただ一概に国語力といっても

学力としての国語力が何かと問われても、

一言で言い表すことは難しいです。

 

国語力のあるお子さんはすでに低学年から

読書体験のみならず親子間の会話が豊富で

たくさんの語彙をもっています。

その語彙を獲得する裏には、

幼少期から培ってきたたくさんの

知的活動の裏付け(もしくは体験)が

確かに存在します。

 

これは、子供を育てた経験のある人は

わかると思いますが、

子供は2歳位から知的活動が

盛んになり、言葉をどんどん吸収します。

5、6歳位になると、言葉の数は急激に増えます。

とはいっても、親子の会話や幼稚園でのやりとりの

中で吸収したり、体験による話し言葉が中心です。

 

言葉が劇的に増えるのは、やはり読み書きの量が増える

小学2,3年生です。この時期の文字に対する

吸収力がそのお子さんの国語力のベースを決めると言っても

過言ではありません。

 

私は現在YANO塾の中で

「国語音読教室」を開いています。

(国語音読教室に興味がある人は

ぜひこのブログの中で検索してください。)

 

それに参加している生徒さんで

年長さんから来ていて

まだ1年生になったばかりの

生徒さんがおります。

でも、なかなかしっかりと私が唱えた言葉を

キャッチして力強い声で素読ができています。

5,6歳と言っても子供を侮ってはいけません。

実に5,6歳の子供の感性は素晴らしいものが

あって、私は常に驚きの気持ちを持って

子どもたちに接しています。

 

私は音読教室で、素読をする前に、「二宮金次郎」や

イソップなどのお話を4,5分しますが、

たとえ、お話の中で難しい言葉を使っていても

この年齢のお子さん達は集中して話の内容を掴んでくれます。

 

塾に来ている小学生を見ても性格は様々です。

一人ひとり性格は実に多種多様です。

言葉に対してとてもよく反応して、

いろいろ会話をする子供もいれば、

まったく会話を楽しむ様子がない子供もいます。

会話というのは言葉のピンポンですから、

こちらから打ち出したピンポンが

かえってこないことには

玉を返すことはできません。

つまりピンポンを打ち出せない子供は

楽しい会話を続けることができないのです。

 

そういう意味で、言葉を楽しく返せる子供は

誰とでも会話を楽しめる能力を持っている、

自分の周りにある環境を楽しめる心を持っているのです。

おそらく学校や家でも同じように

自分の親と会話を楽しんでいるに違いありません。

 

今はコロナ時代で、マスクで表情が

なかなか伝わりにくいですが、

それでも笑っている表情は伝わりますし、

「目は口ほどにものを言い」という諺があるように

目の表情や言葉の勢いで、心を伝えることが

できます。

たしかにマスクをしていると

生徒の声が聞こえにくい時もありますが、

私はコミュニケーションで特に困ったことはありません。

 

このコロナ時代において、ますます人との接触が減って

コミュニケーションの機会が減っています。

 

学校でも給食は黙って食べないといけないとか、

コロナ前において、信じられないルールが横行しています。

 

だからこそできるだけ親子のコミュニケーションを

増やしてほしいのです。

たわいなことでいいので、ちょっとした会話を

子供と交わす中で、日ごろ知らなかった子供の本音というのも

つかめるかもしれません。

 

私は塾において、とにかく生徒さん一人ひとりに話しかけるように

しています。もちろん学習の内容についてが90%。

でも、それ以外のことについてもよく話しします。

10%は余談や学校のことや子ども自身のクラブや

いろんな活動についてどうなっているかを話してもらったりしています。

 

YANO塾では、以前は小学4年生からしか受け入れませんでしたが、

最近は小3生からでもお子様と親御さんとしっかり面談をして

大丈夫な生徒さんは受け入れるようにしています。

小3からでしたら、私の考える国語力を上げるための

語彙力増強プログラムも実践できて十分効果を発揮できるので、

受け入れ学年を早めています。

 

子供を学習を楽しめるように育てることはとても大事なことです。

ほんとうの意味で子供が国語そのものを楽しめるように育てましょう。

 

 


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