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理科離れが叫ばれる中

2008年06月10日 | 数学・サイエンス
〈ゼロからのサイエンス〉よくわかる物理 (ゼロからのサイエンス)
福江 純
日本実業出版社

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この本は物理の本だけれども数式を使わずに図を多用して、理科というよりも物理の世界を垣間見せてくれる。小学生でも知的好奇心のある子供とならきっと喜んで読んでくれるだろう。
 力学を説明する上で、たとえばりんごが落ちるのは当たり前だが、「月はいつでも落ちている」というタイトルのコラムは興味を引く。章としては波、熱、電磁波、粒子、天体物理と物理を習う上での流れはちゃんと抑えながら楽しい話が盛りだくさん。特にお勧めなのが最終章の生命のなぞに迫る最終章。これは教科書にも載っていない、宇宙は人間のためにあるのか、偶然だけがあるのか。
 これは、小学生にとっては哲学的ではあるが、面白い問いかけだ。
 生命が存在するのは偶然なのか必然なのか、これを考えるだけでもこの宇宙の存在の神秘性の一端を垣間見ることになるのではないだろうか。
 この本は理科好きの小学生から高校生までお薦めの一冊だ。

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