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センター対策はこれからだ

2008年06月12日 | 受験関連
 国語は多くの生徒が問題によっては、どかすか点が上下する科目である。
国語は現代文のウェートが50%と高いので、現代文でしっかり得点できると
かなり助かるので、本番で大きなブレがあってはいけない。
Aさんに、前回のベネッセのマーク模試についてきくと、5択問題で
最後の2つまで絞り込めるが、二者択一の最後で失敗するので、
どのようにすれば、正解を選択できるのだろうという質問だった。
そこで、どんな風に問題を読んでいるのかと聞くと、やはり問題文を
丁寧に読んでいる。という。
 はっきりいって問題文を読まないといけない問題もあるにはあるが、
センターは問題文を深読みしてはいけないのだ。
つまり、問題の文章のたくさんの熟語を頭に入れていくとそれだけで言葉に酔ってしまうことがあるのだ。ましてや、読んでいく先に読んだ内容については全ては記憶はできない。そして読んで理解したような気になる人が多い。
 これは、かなり危険なことだ。問題文に書かれている内容はかなり難解で時には哲学であったり、脳生理学の問題であったり、多くの高3生が読まない難解な文章から出題される。さて、その問題の選択肢の問題を考えてみよう。
 
 選択肢は5つあるが、答えはたった一つしかない。当たり前のことだが、答えを直感で選んではいけない.
選択肢の特徴は大きく2つ、3つの群にわかれる。問題製作者はまず正解を作っておいて、そこからダミーを作っていく、そのプロセスを見抜くことが大切なのだ。
 ある一定の語彙力があれば、表現の微妙な差、同義語、似たような表現については認識できるだろう。また論理が不自然なもの、まるで反対のことをまことしやかに表現しているものは消去!する。そのように選択肢の文をつぶさに比較することが大切なのであって、その認識の作業なくして正解を得ることは絶対にできない。問題文を読むという作業は問題を解くという作業からして実に意味の無い作業である。小説を読んでいるのではないから、とにかく与えられた文章をいかに読むかが正解をつかめるかどうかの分かれ目なのだ。
 
 そのプロセスが問題を解いていくということであって、与えられた文章を素直に読むということは絶対にしてはならないことだ。
 Aさんにはそのプロセスを過去問や模試の問題を使って一緒にやっていこうと約束した。
 
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