YANO塾の塾長がお送りする教育関連ブログ

塾のお問い合せは→ 452-5555(ヨイコニオール5)まで
★Pc版にすると読みやすくなります↓最下部にボタン

定期テスト対策だけでは力はつきません その2

2017年07月03日 | 講習

中高一貫や私学の生徒さんもだいたい

定期テスト勉強は終了です。

また公立中学の生徒さんの答案も

返ってくる頃です。

 

 

勉強というのは持続することが最も大切です。

そういうことはわかってはいても

勉強をコンスタントに続けること、

これが意外と難しいのです。

 

みなさんが、定期テスト対策の勉強をしているときは、

日頃もっとちゃんとやっといたらよかったな〜と、

思うようですね。

 

例えば数学の教科について考えてみましょう。

答え合わせをしていて、計算ミスを発見して、

まだまだ計算力不足だな、

公式を覚えたはずだけど

意外に忘れてしまっていることはよくあることです。

 

また、その公式がどのように作られたかも

はっきり思い出せないとか、勉強中に

自分の足りない部分が炙りだされて

もっと日頃からしっかりやっとけばよかったなと、

反省しながら勉強している人も多いのではないでしょうか。

 

実は、勉強している時に何気に感じる自分の

足りない部分、これをしっかり捉えることが

自分の今後の学習方法のレベルアップに繋がります。

 

勉強している時に感じる、

ことばにならない違和感、

そういうものを、より具体化することで、

勉強効果が違ってきます。

 

例えば、よく数学の問題でケアレスミスを犯す人は

勉強中にやってしまったケアレスミスの内容を

つぶさに見ておいて、ミスの原因を掘り下げる

必要があります。

ミスはミスでも単なる勘違いなのか、考えミスなのか、

そのあたりをしっかりと

見ておかないといけません。

 

勉強をしているときは、

それはあくまでテストのために

やっているわけです。視点を変えて、

自分のやっている勉強は

自分自身のことを知るための

作業をしていると捉えればいいのです。

 

ミスが出たというのは悪いことではありません。

今後ミスしないような方法を考える

良いチャンスと捉えるのです。

 

試験勉強中は自分のミスを

振り返る余裕もなくて、

答えが間違ったら、

途中の式も何もかも

すぐに消してしまう人が多いです。

でも、ちょっと待って下さい。

 

気持ちはわかりますが、

それはよくないです。

できれば、間違った計算式は

消さないで、そのままにします。

そして、間違った箇所に

赤ペンを使って、二重線で強調しながら 

  計算ミス!!

とか書いておくといいです。

そうしておくと、後になって、

ノートを見なおした時、

こんなミスをしてしまったな〜と

振り返ることができます。

 

定期テストが終わってしまうと、

勉強に燃えていた気持ちや、

自分の弱点を直そうと思った時の

殊勝な気持ちはケロリと忘れて、

クラブや楽しみ事につい時間を

奪われてしまいます。

 

勉強はむしろ試験が

終わってからが大切なのです。

 

私の塾では、定期テストを見せてもらって、

必要であれば、テスト分析をしてもらいます。

これは、問題の中で間違った問題の分析ですが、

ミスの内容を自分で分析しながら、それを

まとめて、報告してもらいます。

特に英語と数学は間違いの分析を良くしてもらいます。

単なる直しだけでなく、ミスにも色々あるので、

どういうタイプのミスをしたのかしっかり自分で分析するのです。

 

この分析は特に中3の受験生や高校生にやってもらいます。

このぐらいの歳になると、自分のケアレスミスを

結構客観的にみることが出来るのです。

 

英語なども分析すると、

意外と本人の英語力の単元の理解度にばらつきがあったり、

間違いの仕方に一定の傾向が見えたりします。

なかなか自分の学力の様子をしっかり把握するというのは

自分だけではできません。

だから、私がしっかり見て

今後のためのアドバイスをしたりします。

 

7月も入れば、夏休みが始まりますが、

夏休みの過ごし方も大切です。

夏休みは勉強だけでなく、

読解力を鍛えるには良い時期です。

次には効果的な夏休みの過ごし方について

お話します。

 

 

 

この記事についてブログを書く
« 定期テストの勉強を充実させ... | トップ | 効果的な夏休みの過ごし方 ... »
最新の画像もっと見る