しかし、今年の近附の問題を見ても、それはあたりません。
本当に算数なども問題が優しくなってしまいました。
難問を解けるよりも、基礎的な学力を身につけた生徒さんが
ほしんだというメッセージです。倍率が低くなって、
選別するための難問を出さなくても、ほぼ基礎的な学力さえクリア
していれば、後は入学後鍛えます。
そういったメッセージが聞こえてきそうです。
そこで、何が見えてくるかというと、受験生の取り合いが
発生しないということです。時代はいかに私立中学を合格するかよりも、
入学後、どのように学校の勉強にスムーズに移行できるか
そちらのほうが問題です。
中学受験に成功するということは、
入学後の6年間、その学校にどのように馴染んでいくか
そちらのほうが実際大事なことなのです。
智辯・近附・開智・信愛、それぞれに学校の特色が
あり、長所短所を持っています。
その長所短所をよく踏まえてお子さんの進学を考えられることが
重要になってきたということです。