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理科や算数が好きになる小道具

2017年11月11日 | 理科や算数を伸ばすには

YANO塾の小学生のみなさんに聞くと、

好きな教科は理科という生徒さんが多いです。

これは、おそらく塾生だけに限らないことで、

新聞か何かのアンケートで読みましたが

やはり好きな教科は小学生は圧倒的に理科なんですね。


ところが、中学生になると、

理科という教科はかなり不人気になってきます。

これは不思議ですが、理由は簡単なのです。

理科の授業が中学生になると

ほとんどが座学になってしまって、

実験や観察などほとんどしなくなってしまいます。

 

理科の実験・観察の授業というのは

教師に負担がかかるし、意外と実験は失敗することが

おおいのです。失敗しても、

その後何度もチャレンジできればいいですが、

なかなかそんなゆとりもありません。

 

私の塾では、いろんな小道具を用意しておいて、

教科の中で実際に確かめたいことってありますよね。

例えば、光の屈折とか、実際に目で見るのと、

教科書の写真を見るのとでは感動が違います。

光が屈折していく様子をレーザー光線の当て方で

変わっていくのを見ると、ちょっとした事ですが、

感動します。私の授業ではそういう単元が出てくると、

プリズムとレーザービームをお渡しして

体験してもらうようにしています。

 

写真に映っている小道具はその一例です。

例えば、地層の学習では、洪積世、沖積世などの言葉を

説明しますが、それだけでは覚えるのは大変です。

 

アンモナイトや三葉虫の化石を

子供たちに手に取らせて

3億年、4億年前のことを想像してもらいます。

実際に本物の化石を見たり触ったりすることで、

何億年という長い年月を感じることが出来ます。

 

中学受験では、私立にしても公立にしても

理科は大切な授業ですし、試験にも出てきます。

月の満ち欠けなども、ボールと懐中電灯を使って、

影の出来方を説明したりします。

ちょっとした事で理解の深さが全く違ってきます。

 

また蚕の話が出てきたら、蚕の繭を手に乗せて

感触を味わってもらいます。

また、算数でしたら、立体を切ったものを手に取らせたり、

透明の立体の中に切断面を見ることが出来る小道具が

あるので、それを触ったり、新たに作ったりすることで

立体を手に取ってそのイメージを目に焼き付けます。

 

不思議なもので、こういったものにふれる体験は

とても長期記憶につながります。

子供たちは実に楽しそうにものにふれながら、

イメージを焼き付けていきます。

目を輝かせてものにふれているのです。

 

今習っているテキストに載っているものを、実体験する。

これって実に楽しい体験で、単なる学習だけに終わらない

それ以上の楽しさが湧いてくるものなのです。

 

子供たちは、好奇心があり、素直です。ちょっとした

こういう授業の工夫を喜ぶのです。

テキストに沿った勉強だけでなくちょっとした体験で

より学習が楽しくなるのです。

 

YANO塾にはそういったイメージを

ふくらませることができる小道具を

いっぱい用意しています。

こういった楽しさも塾には必要だと思います。

 

 

 

 

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