やなさん浜松E-RA日記

浜松暮らしを楽しむ人を応援する柳原新聞店社長の日記です

ヤマハ発動機社長からのお手紙

2006年06月16日 | ビジネスシーン
昨年、私、無謀にもヤマハ発動機、梶川社長にお手紙を出しました。

内容は
ヤマハ発動機では電動スクーターを発売しているが若者向け・レジャー用ではなく新聞配達用に作っていただきたいというお願いでした。

朝刊の新聞配達で気をつけることはいかに静かに配達するか、例えば階段を駆け上がったり降りたりする場合での足音の注意。ポストに差し込む時の音。集合住宅でのバイクの音(エンジン音・ブレーキ音など)一軒一軒の住宅によって音の響き方も違いますし、お客様の感じ方も違います。

ですからそれぞれのお宅にあわせて静かに入れる方法なども考えます。「たまたま夜中に起きたらそーっと新聞を入れているのがわかった、気配りに感謝します」とお褒めいただくこともありますが、本来お客様には静かに配って当たり前、できなきゃクレームに繋がります。

でも現状のバイクではどんなに気をつけても多少の音は出てしまう。

だから何とか新聞配達用の電動バイクを作って欲しいのです。

以前から広報や営業の方を通じてお願いしましたが、最初から「技術的に無理」ということ相手にされませんでした。

それじゃあ「ダメもとで社長に手紙を書いてみよう」ということで熱い気持ちを込めてお手紙を出したところ、直筆のお返事を頂戴しました。

「お申し越しの「新聞配達電動バイク」については勉強不足の領域・・・・・当社企画担当者を差し向けます・・・・」ということで後日、開発担当者3名と具体的なお話をさせていただくことができました。

大企業の社長ともなるとこのようなお手紙は部門に回されるか、無視されてしまうものと思っていましたが、この件からヤマハ発動機は改めて風通しの良い素晴らしい会社だと感じた次第です。

開発担当者のお話では「やはり強度や馬力などに課題が多い、ハイブリッドも研究中」ということでした。すでに半年たちましたが、必ずや良いお返事をいただけるものと信じております。

またこのブログをご覧の同業者の皆さん。
同意見でしたら、ぜひヤマ発さんに働きかけてください。
要望が多いほうが開発の可能性は高くなりますので。
よろしくお願いします。