つれづれ

庭の花や身近な出来事などを退屈しのぎにあれこれ綴っています。

烏山寺町を歩く

2013-01-20 | 野外講座
晴れ

「烏山寺町は、大正12年の関東大震災の後、東京市が行った区画整理のために、
浅草、築地、麻布、芝などから移転して形成された。東南から西北に通じる約600mの
“寺院通り”とその周辺に26ヵ寺が集中している…」 馬場先生のプリントより(1月19日)

野外講座「武蔵野あちらこちら」の1月は雲一つない快晴、風もなく穏やかな
日和になりになりました。今年のスタートに相応しく、武蔵野の安らぎを感じながら、
烏山寺町26ヵ寺を全部訪ねることができました。撮った写真は100枚以上になります。
全部のお寺の掲載は無理ですが、特に印象に残った2ヵ寺を掲載いたします。


23番目に訪ねた妙壽寺です。烏山寺町で一番大きいお寺です。



境内に入ると宮沢賢治の「雨にも負けず…」の詩碑があります。



江戸中期に鋳造された梵鐘は関東大震災の猛火のために破損しています。



本堂までの参道は木立に囲まれてまるで京都に居るような雰囲気です。
寺院の境内は数日前の初雪がまだ残っていました。



風情のある木造建築は庫裏です。



落ち着いた雰囲気の本堂が印象に残りました。





次は烏山寺町最後の、26番目に訪ねた高源院です。
ここ寺町の一番奥に位置していました。



安らぎを感じる境内。小石川から移転されたお寺です。



落ち着きを感じる本堂。



弁天池です。
池の中央に弁財天を祀った浮御堂があり、朱色の橋が架けられています。



鴨が飛来することから鴨池とも呼ばれているようです。
立ち枯れたハスの間で鯉がゆっくり泳いでいました。



半分ぐらい氷に覆われた池で亀が並んで甲羅干しをしていました。
静けさに包まれて、そこだけ時がゆっくり流れている様でした。



世田谷区百景に選ばれている特別保護区だそうです。




江戸時代からの由緒をもつお寺ばかりが集まった、まさに東京世田谷の
小京都と呼ばれているだけあって武蔵野の安らぎを感じるような所でした。

帰りは玉川上水を橋の上から覗きながら久我山駅まで歩きました。



        「26ヵ寺全部歩いたんですもの私達って、すごいよね~」
お互いに健脚を称えあって、電車に乗った…
「どうぞ…」若い方が席を立った!
         元気ぶっても、やっぱり歳は隠せないようです(笑)