ロシアにおける自民党的な存在の政党が統一ロシアであり、この統一ロシアの議員と自民党国際局が議員交流をしている。モスクワを訪ね統一ロシアの幹部と次々に会談した。今回は交流を深めるための会合だけに、北方領土の問題はあまりつっこんで話はしなかったが、ロシアとの経済交流についてはかなりつっこんで話をした。ロシア経済には旧態依然とした賄賂文化が残っている。統一ロシアのシンクタンクの長の説明によれば、“ペレストロイカ以前は民間商人が役人を利用していたが、現在は役人が民間企業を利用している”とのことで、賄賂文化はますます悪い方向に向かっている。すなわち現在では民間企業が何かやろうとするときには、力のある役人が後ろ盾についていないと企業活動が円滑に行えないようになっていて、それゆえ民間の大企業を実質上牛耳っているのは政権の中枢に近い官僚であるとのこと。政権中枢の官僚の権力はそれゆえ経済的にもますます強大なものとなりつつあり、汚職は何処までも尽きない。さらに悪いことに KGB が近年力を盛り返してきたようで、随分と暗躍しているとのこと。さらにプーチン大統領は中央集権を強めているので、ロシアに健全な市場経済が育つにはかなり時間がかかりそうである。 …
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