安良里ヤマナカ海話

西伊豆安良里ダイビングセンター山中のブログ。安良里や黄金崎の海、生物、人、ダイビングについて思いつくままに

エコツアー

2008-04-20 07:09:39 | 環境教育
ダイバーの取材で
横須賀市自然人文博物館館長の林先生と対談をしてきた

エコツーリズム推進法
インストラクターの役割が主テーマ

エコツーリズム推進法

エコーツーリズムなのか単なる観光なのか良く解らない怪しいものがあるが・・・

地域の自然環境(その他に歴史、文化)を持続可能な状態にい維持しながら紹介し、参加者に環境に対する気付きを促せることや、
参加者の貴重な余暇を楽しいものとすることが重要である。
しかし
指導者の意識が希薄であれば名前だけのエコツーリズムとなってしまう。


昔から
ダイビングのインストラクターの仕事こそエコツーリズムにぴったりだと思っていた。
でも
生物の知識が少ないからガイドができないと思っている方も多い。
確かに知識は必要だが
たくさんの知識をひけらかされても楽しくないのだ。
同じことを伝えるので、伝え方によって受け取り方が全く変わる。

<例>
Aガイドは鹿を見せるために
お客さんと山へ入り、鹿の痕跡(鹿らしき糞など)を探しながら、遠くに鹿を見たときにでも参加者は感動するものだ。
Bガイドは車で鹿のたくさん見える所へ御客さんを案内する。
どちらが感動するだろうか?
これはプロセスを楽しむ方法である。
見せることも大切だが、プロセスはもっと大切なのだ。
Aが連れて行ったお客さんはきっと鹿を見たという認識のほかに、たくさんのことを感じたと思う、。

指導者の
・知識(情報・経験)
・伝えるスキル
・コミュニケーション能力
が重要だ。

そんな
テーマで林先生とお話をしてきたが
生物の見せ方、林先生がどうしてこんなに楽しく面白い生物紹介ができるのかなどなど、尽きることのない話で楽しい対談だった。

ダイビングインストラクターって
面白仕事なのだ。
8月号のダイバーをお楽しみに