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この岳に生きる

「この岳に生きる」とは僕の所属する山岳救助隊の記念誌の題名です。 北アルプス飛騨側で山と共に生きている僕の見た風景です。

白馬乗鞍山スキー

2010年04月08日 | 山行記録

P1020633 後立山連峰をバックに。

本日、白馬乗鞍岳へ山スキーへ行ってきた。

これ以上無いほどの天気に恵まれ、今日も楽しい1日を送らせてもらいました。

メンバーはいつものO森君と、若きスノーボーダーのM浦君との3人である。朝、3時起床、4時半平湯集合で僕の車に皆乗り、いざ栂池へ向かい、2時間半ほどで着いてしまい、8時半始発のゴンドラだったので1時間半くらい、車の中で仮眠した。

P1020636 コレが白馬乗鞍。小さく人が登っているのが分かるだろうか。

8時も過ぎると続々と山スキーヤーやテレマーカー、スノーボーダーがゴンドラ乗り場に集まってきた。白馬乗鞍方面へバックカントリーに行く人は、切符売り場で登山届けを出さなければ乗車券を売ってもらえない。

ゴンドラとロープウェイを乗り継ぎ、成城小屋前を9時半出発、歩行開始である。40人くらいはいただろうか。ほとんど皆揃っての出発であった。

P1020641 眼下に天狗原。

天気はいいがとても暑い。アウターを脱ぎ登り続けるが天狗原に出ると風が強くなり火照った体をクールダウンしてくれ気持ち良い。

それにしても素晴らしいロケーションである。ここはまさにスキー天国。山スキーヤーの為にあるような山である。登りながらどこを滑ってやろうか悩ませられるほどだった。

登り始めてわずか2時間半ほどで白馬乗鞍山頂に付いてしまった。

P1020644 ボーダーとO森君。遠くに、火打と焼山、高妻山。

素晴らしい景色が広がっていた。6年前に登った雪倉岳も見えるし、白馬岳など白馬三山、五竜、鹿島槍、360度のパノラマであった。

とにかく写真を撮りまくって、滑走準備。とりあえず登ってきたルート沿いを滑る事にした。まだまだ続々と山スキーヤーが登ってくる。滑り始めると皆動きを止め、僕たちを注目している。転んだら恥ずかしいよ。すでに重くなり始めている雪だったのでジャンプターンで滑り降りた。

P1020667 はくのり頂上で。

3人とも天狗原まで降りたが、このまま栂池に下りるのは物足りないので、もう一度ハクノリに登り返すことにした。

O森君も、M浦君も元気である。

30分ほどかけて登り返し、今度は北側斜面を滑る事にした。さっきよりザラメで多少は滑り易くなっていた。かなりの急斜面だが二人ともターンを決めて気持ち良さそうだった。

P1020659 白馬岳と杓子岳。大雪渓も見える。

天狗原から下は雪が腐り始め試練の下降となった。

あっという間にゴンドラ乗り場に着いてしまった。

ここから下は滑走禁止なのでゴンドラに乗って降りるがゴンドラからゲレンデを見ると滑っている人が何人もいる。高いお金を払ってゴンドラで降りている僕たちはバカらしくなってしまった。

P1020657 船越の頭と小蓮華山。

今日はハクノリを登り返して2階滑ったので、まずまず充実した1日となった。

栂の湯で汗を流して帰路に付いた。

6時に自宅着。7時からの会議に間に合った。

今日も楽しい1日でした。明日は動画をのせます。