この岳に生きる

「この岳に生きる」とは僕の所属する山岳救助隊の記念誌の題名です。 北アルプス飛騨側で山と共に生きている僕の見た風景です。

西穂パトロール&ジム

2011年04月28日 | 山岳救助

2011042813090000_52011042811130000_32011042820200000  山頂駅の雪の回廊

GWの春山警備が今日から始まった。初日の本日、雪の様子を見にパトロールに行ってきた。メンバーは我山岳救助隊の精鋭、horiさんとミット。朝から下界はの新穂高は小雨が降っていたが山頂駅は雪が降っていた。ガスも濃く見通しは悪い。

今年は2000m以上の中腹付近の雪が多いと思う。ロープウェイ山頂駅の雪の回廊もまだまだ健在だった。全く雪の無い都会から来た人が見れば驚くだろう。

今日は天気も悪かったので登山者は少なめだった。山荘の方に挨拶を交わしてコーヒーを頂いた。いつもありがとうございます。

山荘から上部は烈風が吹き荒れていて危険だったので丸山手前で引き返した。

トレーニングにもならなかったが雪の状態を把握する事ができた。GWに西穂へ登る登山者に少しでもアドバイスができるように自分の目で確かめてきた。

夕方からは子供たちを連れて最近通っているクライミングジム、ハイマウントさんへ行ってきた。息子は二回目で少し慣れてきた。娘も初挑戦だったが楽しそうに登っていた。horiさん一家もきて楽しそうだった。同じく救助隊の若き精鋭のshowtaもトレーニングに来ていた。showtaはとても上手かった。僕も少しは上達したかもしれない。でもまだまだ。明日からしばらく忙しい日が続くが今日は充実した休日となった。


2011-04-24 21:39:10

2011年04月24日 | 日記・エッセイ・コラム

2011042413560000 二人仲良く。

今日もクライミングジム、ハイマウントさんへ行ってきた。今日は息子と、穂高UJJrのstroを連れて行ってきた。二人は同級生で大の仲良し。

もちろん子供たちは初めてのクライミング。シューズをお借りして挑戦した。すぐに飽きるかと思っていたがお互い山の関係の男の息子達。果敢にトライし続けてメチャ楽しそうに登っていた。僕も始めの内は子供たちを見ていたがそのうち自分の修行にのめり込んでほったらかし。いつの間にかお店のお兄さんと仲良くなって御指導していただいていた。

休むことなく3時間近く登りまくって楽しい時を過ごした。

二人ともとにかく楽しかったらしく次また行きたくて仕方無いらしい。

どんなっことでも熱中できる事があれば楽しく生きていけると思う。


春山偵察

2011年04月21日 | 山岳救助

GW前。4月21日現在の北アルプス飛騨側の様子を見てきましたので載せます。

岐阜県警山岳情報岐阜県北アルプス遭難対策協議会も合わせてどうぞ。

積雪はほぼ例年並ですが、2500m付近の中腹は多いように思います。雪崩も起きていますがここ2.3日の降雪でデブリは隠れていました。セッピが発達しているので崩壊したブロック雪崩に要注意!

P1070262_2  西穂高岳の稜線。スキーできるな。

P1070287 一番右のピークが西穂山頂。西穂西面。

P1070283 除雪中の穂高岳山荘。おーいUJ君!元気かー?!

P1070280 涸沢岳西尾根。蒲田富士付近は大きなセッピが。

P1070305_2 涸沢岳西尾根のセッピ。

P1070288 左俣谷から弓折岳の様子。山スキーには楽しそう。でも雪崩に注意!

P1070327 抜戸の稜線のセッピ。いつもの通りに張り出してます。

P1070335 錫杖岳。北面。

P1070307 槍ヶ岳飛騨沢下部。ここもスキーで滑ったことがある。雪崩にはどこでも注意!


クライミングジム

2011年04月20日 | 日記・エッセイ・コラム

2011042015380000 しがみ付くhoriさん

最近、高山市内に出来たクライミングジム、ハイマウントさんに行ってきた。

今日はいつものO森君、horiさんとhoriさんのお友達さん。

久しぶりのクライミングに皆すぐ腕はパンプ。

でも楽しい。あーだこーだ言いながら練習するのは楽しいものである。さすがにO森君はうまい。スイスイいっている。

horiさんもなんだかんだで登りまくっていた。僕はと言うとまだまだ修行が足りません。

2011042016350000 これはこのジムのほんの一部。

撃沈を喰らいながら何度もトライ。

お店の人も感じが良く、良いお店でした。通って修行を重ねたいと思います。

楽しいところが出来て嬉しいです。


2011-04-14 22:25:35

2011年04月14日 | 日記・エッセイ・コラム

昨日の十石山は標高2525m。稜線の風はとても強かった。下界は暑いくらいだが吹きっさらしの雪面は所々氷化していて気が抜けなかった。しかし山で強い風にあおられる事は気が引き締まって程好く緊張感があって心地よかった。それに、あんな天気が好いのに僕たちのほかに誰もいなくて素晴らしい景色を独り占め出来て得した気分だった。やっぱり山はいい。

P1060762 乗鞍岳剣が峰。

P1060750 四ッ岳。

猫岳。

P1060760 非難小屋は雪に埋まっていた。

悪友の華麗な滑り。

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平湯から十石山

2011年04月13日 | 山行記録

Jikkokudake_3 今日のトラックデータ。赤登り。下りは黄と青。黄→青へとスピードが速くなる。

以前から狙っていた平湯から十石山へ本日行ってきた。今日のパートナーは久しぶりに悪友である。

朝6時半、安房峠道路ゲート発。林道をショートカットで登る。100m程登ったところで僕が飲み物を忘れた事に気付き、車まで戻った。15分ほどのロス。

P1060741_4 安房平を行く。十石山がよく見える。真ん中より左上に伸びている尾根を登る。

長い国道158号線を登っていくが今朝は気温が低く雪面はカチカチ。スキーを脱いでツボ足で登る事にした。快適で速い。7:40安房平。国道を離れて樹林帯に入り尾根を目指す。

P1060742 急登を登る悪友。

尾根に取り付くがコレが中々の急登である。しかし雪面は程好く堅いのでそのままツボ足で登り続けた。快適なのでグングン高度を上げる。

P1060748_2

景色が広がってきた。

稜線が近づくにつれ、景色が広がってきた。天気が好いので素晴らしいけしきである。                                                                 

P1060757

穂高連峰をバックに。

10:55稜線に出た。天気は良いが風が強い。クラストしていて雪面はカチカチになった。クトーを効かせてガシガシ登る。素晴らしい景色に気分は高揚する。

P1060761 もうすぐ山頂。非難小屋がある。ここも風が強い。

11:09十石山山頂に着きました。以前反対側の白骨温泉から登ったことがあるのでこの山は2回目。悪友も2回目。

この山からの景色は素晴らしい。日本有数の山岳景観である。

P1060765_5 山頂から槍穂高。

P1060766 山頂から笠ヶ岳。手前は焼岳。

P1060769 カリカリ斜面を飛ばす悪友。

山頂は風が強いので写真を撮ったらすぐ下ります。堅いが滑りもまた快適。今日は良い雪質です。

樹林帯に入ってもザラメになる前の程好い堅さの雪。超気持ち良い!斜度も結構急斜面なので一気に高度を下げる速い速い。今日は忠実にトレース沿いに下ったが最後だけ外れてみた。

P1060776 ここは本当に楽しかった。

外れたところは大当たりであった、ワサビ谷の支沢で木が無く雪が沢山あるので川は完全に埋まっていた。ほどよくアップダウンがあってなんて楽しいところなんだろう。あっという間に国道に出てしまった。あとは重くなった雪の国道をひたすら下るのみ。斜度がないので必死に漕ぐ。まるで部活である。

P1060778 ゴール!。お疲れ様でした。

12:42ゲート着。山頂から僅か1時間半である。スキーの成せる技。

今日は天気、雪質に恵まれ会心の山スキーであった。

付き合ってくれた悪友に感謝である。

 

 


近況報告

2011年04月06日 | 日記・エッセイ・コラム

2011040616480000 掘りまくりました。

自宅周辺で発生していた群発地震もようやく沈静化をみせてきた。

しかしウチは被害を受けてしまっている。配管がことごとくイカレてしまった。

しかも地面深い場所なので大変である。悪友にも(久々の登場)何日も手伝ってもらって掘り起こしている。複雑な配管に手こずっているがようやく先が見えてきた。原発よりはマシである。

P1060721 錫杖岳前衛壁。

ここからは本日の新穂高から見える山々の状況を載せます。

三月下旬も気温が低かったので雪は多いです。

これからの山スキーは雪が多いのでかなり楽しめそうです。

山スキー当たり年です。

P1060724 鍋平から笠ヶ岳の稜線。

P1060727 抜戸岳、杓子平。

P1060733 焼岳。