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毎日の読書 「教会の祈り」

私たちはキリストの体の一部 「聖務日課(読書)」より

聖クレメンス一世 真理の道に従おう

2013-10-30 00:00:00 | 聖クレメンス一世
聖クレメンス一世(30年~101年) ローマ司教
「コリントの信徒への手紙」
 謙遜な思いを持ち、節制に励みながら一切の陰口と悪口から遠く離れ、一致の衣を身にまとい、言葉ではなく行いによって正しい生活を送りましょう。次のように言われています。「多く語った人は、次に聞き手にならなければならない。口がうまければそれで正しいと認められると思うのか。※1」

 それで、私たちは自ら進んで良いことを行わなければなりません。すべては神から来るからです。神はこう警告しておられます。「見よ、主だ。その報いは主のみ前にある。業に応じて主が報いをお与えになるために。※2」それゆえ、神は、心を尽くして神を信じている私たちが、すべてのよい業に対して怠惰でなおざりにならないように勧めておられるのです。私たちの誉れと確信を神のうちにおき、神のみ旨に服しましょう。神の天使の群れ全体が、そのそばにあって、神のみ旨に奉仕しているさまを考えましょう。聖書は次のように語っています。「幾万人が御前に立ち、幾千人がみ前に仕えていた※3。」そして、「『聖なる、聖なる、聖なる万軍の主、その栄光はすべての被造物を覆う』と叫んでいた※4。」

 それで、私たちも思いを一つにし、良心に導かれて一つの場所に集まり、あたかも一つの口をもってするかのように絶えず神に向かって叫びをあげ、その偉大で誉れ在るもろもろの約束にあずかる者となりましょう。次のように言われているからです。「目が見もせず、耳が聞きもせず、人の心に思い浮かびもしなかったことを、神はご自分を待ち望んでいる者たちに準備されたのです。※5」

 愛する皆さん、神の諸々の賜物は、なんとすばらしく、驚くべきことでしょう。それは、不死の生命、正義の輝き、開かれた心で受け入れたれた真理、確信ある信仰、聖なる節制です。これらすべてのものを、私たちはすでに知っています。待ち望む者達に準備されているものは何でしょうか。世々の創造主、父であるいとも聖なる方、その方だけがそれらのもののありさまと美しさを知っておられます。したがって、約束された賜物にあずかるために、私たちも待ち望んでいる者達の数に加えられるように努力しましょう。


年間第三十水曜日 読書
第一朗読 知恵の書 6:1-25
第二朗読 聖クレメンス一世 コリントの信徒への手紙
※1 ヨブ11:2-3(七十人訳)
これだけまくし立てられては答えないわけにいくまい。口がうまければそれで正しいと認められるだろうか。あなたの無駄口が人々を黙らせるだろうか。嘲りの言葉を吐いて恥をかかずに済むだろうか。(新共同訳)

※2 イザヤ62:11、箴言 24:12 黙示録 22:12 参照
・見よ、主は地の果てにまで布告される。娘シオンに言え。見よ、あなたの救いが進んで来る。見よ、主のかち得られたものは御もとに従い主の働きの実りは御前を進む。
・「できなかったのだ」などと言っても心を調べる方は見抜いておられる。魂を見守る方はご存じだ。人の行いに応じて報いを返される。
・見よ、わたしはすぐに来る。わたしは、報いを携えて来て、それぞれの行いに応じて報いる。

※3 ダニエル7:10
その前から火の川が流れ出ていた。幾千人が御前に仕え幾万人が御前に立った。裁き主は席に着き巻物が繰り広げられた。

※4 イザヤ6:3
彼らは互いに呼び交わし、唱えた。「聖なる、聖なる、聖なる万軍の主。主の栄光は、地をすべて覆う。」

※5 1コリント2:9参照
しかし、このことは、「目が見もせず、耳が聞きもせず、人の心に思い浮かびもしなかったことを、神は御自分を愛する者たちに準備された」と書いてあるとおりです。


聖クレメンス一世(紀元30~101年 在位 91~101年)
 初代教会時代のローマ司教。使徒パウロ、使徒ペトロから教えを受けた、使徒教父の一人。彼がペトロの三代後のローマ司教として一世紀末のローマ教会を治めた。コリントの教会にあてて、その平和と一致を回復させるための優れて手紙を送った。カトリック教会、正教会、聖公会、ルーテル教会などで聖人。

女子パウロ会 聖人カレンダーへ
http://www.pauline.or.jp/calendariosanti/gen_saint50.php?id=112301

ベネディクト十六世の「使徒の経験から見た、キリストと教会の関係の神秘」の連続講話で、ローマのクレメンスが紹介されています。エウセビオス(263年ごろ~339年)の時代までは、信者の集会でクレメンスの手紙が読まれていたようです。(アレクサンドリア写本に入っています)
https://www.cbcj.catholic.jp/2007/03/07/3537/

聖クレメンス一世 神は約束に忠実な方

2013-10-29 00:00:08 | 聖クレメンス一世
聖クレメンス一世(30年~101年) ローマ司教
「コリントの信徒への手紙」
 愛する皆さん、来るべき復活のことを主なる神がどのようにして私たちに絶えずお示しになったかを考えてみましょう。神は主イエスを復活させることによって、その初穂とされたのです。愛する皆さん、定められた時に実現される復活のことを見てみましょう。昼と夜とは、私たちに復活を示しています。夜が眠ると昼が起き上がります。昼が過ぎ去ると夜がやってきます。さらに、例として収穫を取り上げてみましょう。種まきはどのように、また、どのような方法で行われるのでしょうか。種をまく人が出て行って※1、一つ一つの種を地上にまきます。種は乾燥していて裸のまま地に落ちてゆき、分解します。しかしながら、主の偉大なはからいはその分解からそれらの種を復活させ、一粒の種から多くのものを成長させ、実を結ばせるのです。※2

 このような希望によって、約束に忠実である神、また、正しい裁きを行っている神に、私たちの魂を結びつけましょう。偽るなかれ、とお命じになった神ご自身は、まして偽りを言わない方なのです。神にできないことは何一つありません※3が、偽ることだけは神にはできません。ですから、神に対する信仰を私たちの中にもう一度燃え立たせ、すべてのものが神のそば近くにあることを考えるようにしましょう。

 神は、そ偉大なことばによって万物を造り、また、そのことばによって万物を破壊させることもおできになります。「『なぜそんなことを』と神に向かって言える人がいるでしょうか。」※4 「あなたの強固な力に誰が逆らえるでしょうか。」※5 神はお望みになるときに、お望みになる方法ですべてを行われ、そのおさだめになった事柄から、何一つこぼれ落ちることはありません。すべてはその御前にあり、その計画から見逃されるものは何一つありません。事実、「天は神の栄光を物語、大空はみ手の業を示します。昼は昼に語り伝え、夜は夜に知識を送ります。話すことも、語ることもなく、その声は聞こえない※6」のです。


年間第三十火曜日 読書
第一朗読 知恵の書 3:1-19
第二朗読 聖クレメンス一世のコリントの信徒への手紙

※1 マタイ13:3参照
イエスはたとえを用いて彼らに多くのことを語られた。「種を蒔く人が種蒔きに出て行った。

※2 ヨハネ12:24 参照
はっきり言っておく。一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶ。

※3 創世記18:14 参照
主に不可能なことがあろうか。来年の今ごろ、わたしはここに戻ってくる。そのころ、サラには必ず男の子が生まれている。

※4 知恵12:12
「何故そんなことを」と、あなたに向かって言える人がいるだろうか。あなたの判決に異議を唱える者がいるだろうか。あなたが造られた諸国の民を/あなたが滅ぼされたからといって、だれがあなたを訴え出るだろうか。あなたに逆らう者たちの弁護を買って出て、あなたと争う者がいるだろうか。

※5 知恵11:21
常に偉大な力を備えておられるからである。あなたの御腕の力にだれが逆らえよう。

※6 詩篇19:2-4
天は神の栄光を物語り大空は御手の業を示す。
昼は昼に語り伝え夜は夜に知識を送る。
話すことも、語ることもなく声は聞こえなくても


聖クレメンス一世(紀元30~101年 在位 91~101年)
 初代教会時代のローマ司教。使徒パウロ、使徒ペトロから教えを受けた、使徒教父の一人。彼がペトロの三代後のローマ司教として一世紀末のローマ教会を治めた。コリントの教会にあてて、その平和と一致を回復させるための優れて手紙を送った。カトリック教会、正教会、聖公会、ルーテル教会などで聖人。

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http://www.pauline.or.jp/calendariosanti/gen_saint50.php?id=112301

ベネディクト十六世の「使徒の経験から見た、キリストと教会の関係の神秘」の連続講話で、ローマのクレメンスが紹介されています。エウセビオス(263年ごろ~339年)の時代までは、信者の集会でクレメンスの手紙が読まれていたようです。(アレクサンドリア写本に入っています)
https://www.cbcj.catholic.jp/2007/03/07/3537/

聖クレメンス一世 神のみ旨から逸脱することの無いように

2013-10-28 00:00:22 | 聖クレメンス一世
聖クレメンス一世(30年~101年) ローマ司教
『コリントの信徒への手紙』
 愛する皆さん、注意しましょう。主にふさわしい生活を送らず、主の御前に善良なこと、そのお望みになることを心を合わせて行うのでなければ、これほどの神の恵みの働きは、私たちの裁きになりかねません。聖書のある箇所でこう言われています。「主の霊は腹のすみずみまで探るともしび」※1 主がどれほど近くにおられるか、そして私たちの思いも、たくらみも、主には隠されていないことを考えましょう。

 主がどれほど近くにおられるか、そして私たちの思いも、たくらみも、主には隠されていないことを考えましょう。ですから、私たちが神のみ旨から逸脱しないことが大切です。神を怒らせるよりは、愚かで思慮なく、傲慢で誇り顔で大言壮語している人間どもを怒らせるほうがましです。

 私たちにはキリストの血が与えられました。ですから、主イエス・キリストを敬い、指導者たちを尊敬し、長老達を重んじ、若い人たちには神に対する畏れを教え、妻達を善に導きましょう。妻達に貞潔という愛すべき良風を示し、柔和という純粋な意志を証しし、沈黙によって舌の温和さを表し、偏らずに、神を畏れるすべての人に等しく、また尊くその愛を示しますように。


年間第三十月曜日 読書
第一朗読 知恵の書 1:16-24
第二朗読 聖クレメンス一世のコリントの信徒への手紙
※1 箴言20:27 七十人訳
主の灯は人間の吸い込む息。腹の隅々まで探る。(新共同訳より)


聖クレメンス一世(紀元30~101年 在位 91~101年)
 初代教会時代のローマ司教。使徒パウロ、使徒ペトロから教えを受けた、使徒教父の一人。彼がペトロの三代後のローマ司教として一世紀末のローマ教会を治めた。コリントの教会にあてて、その平和と一致を回復させるための優れて手紙を送った。カトリック教会、正教会、聖公会、ルーテル教会などで聖人。

女子パウロ会 聖人カレンダーへ
http://www.pauline.or.jp/calendariosanti/gen_saint50.php?id=112301

ベネディクト十六世の「使徒の経験から見た、キリストと教会の関係の神秘」の連続講話で、ローマのクレメンスが紹介されています。エウセビオス(263年ごろ~339年)の時代までは、信者の集会でクレメンスの手紙が読まれていたようです。(アレクサンドリア写本に入っています)
https://www.cbcj.catholic.jp/2007/03/07/3537/

聖クレメンス一世 神は適切に、調和のうちに世界を整える

2013-10-27 21:59:51 | 聖クレメンス一世
聖クレメンス一世(30~101年、ローマ司教 在位 91~101年)
『コリントの信徒への手紙』
 父であり全世界の創造主である神に注意深く目を注ぎ、偉大にして比類のないその平和の賜物と恩恵に、固く一致しましょう。知性をもって神を眺め、魂の目を持ってその寛容な意志を見つめましょう。神が一切の被造物に対して、どれほど怒らずにふるまっておられるかを考えてみましょう。

 天は神の統治によって運行し、平和の内に神に従います。昼と夜は相互に妨害することなく、神によって定められた道を全うしています。太陽と月、もろもろの星の群れは、神の命令のままに、調和のうちに、少しも外れることなく、定められた軌道を走っています。豊穣な大地は神の意志のままに、季節ごとに人間と動物、また地の面に生きているすべてのもののために、豊かな食物を産します。大地は逆らうこともなく、神の定めを一つも変えはしません。

 極めがたい深淵と地下の世界の名伏しがたい規定も、神の同じ命令によって保たれています。果てしない大海のくぼみも神の計らいによって水の集まる所※1として構築されます。その大海は、周りにめぐらされた境界線を越えることなく、命じられたとおりのことを行っています。神が「ここまでは来ても良いが、超えてはならない。お前の波はお前の中で打ち砕かれるのだ※2」と言われたからです。人間の渡ることのできない大洋とその向こうにある世界も、主の同じ命令によって治められています。

 春、夏、秋、冬の四季も、平和のうちに移り変わってゆきます。四方の風の倉も、それぞれの季節に応じてその奉仕を混乱無く果たしています。こんこんと湧き出る泉は、人々の楽しみと健康のために造られており、人の命のためになる滋養を絶え間なく与えています。最も小さな生き物も、一致して平和のうちに集会を催しています。

 これらすべてのものが平和と一致の内にあるようにと、偉大な創造主、万物の主はお命じになりました。神はその恵み有る業をすべてのものに及ぼされますが、特に私たちの主イエス・キリストを通して、そのあわれみにより頼んでいる私たちに対しては、一層豊かにそれを施してくださるのです。この主イエス・キリストに、栄光と威厳が世々にありますように。アーメン。


年間第三十主日 読書
第一朗読 知恵1:1-15
第二朗読 聖クレメンス一世 コリント信徒への手紙

※1 創世記1:9 参照
神は言われた。「天の下の水は一つ所に集まれ。乾いた所が現れよ。」そのようになった。

※2 ヨブ38:11
「ここまでは来てもよいが越えてはならない。高ぶる波をここでとどめよ」と命じた。


聖クレメンス一世(紀元30~101年 在位 91~101年)
 初代教会時代のローマ司教。使徒パウロ、使徒ペトロから教えを受けた、使徒教父の一人。彼がペトロの三代後のローマ司教として一世紀末のローマ教会を治めた。コリントの教会にあてて、その平和と一致を回復させるための優れて手紙を送った。カトリック教会、正教会、聖公会、ルーテル教会などで聖人。

女子パウロ会 聖人カレンダーへ
http://www.pauline.or.jp/calendariosanti/gen_saint50.php?id=112301

ベネディクト十六世の「使徒の経験から見た、キリストと教会の関係の神秘」の連続講話で、ローマのクレメンスが紹介されています。エウセビオス(263年ごろ~339年)の時代までは、信者の集会でクレメンスの手紙が読まれていたようです。(アレクサンドリア写本に入っています)
https://www.cbcj.catholic.jp/2007/03/07/3537/

聖クレメンス一世 愛の和合のうちに神の命令を実践する

2013-07-12 00:00:01 | 聖クレメンス一世
聖クレメンス一世(30年~101年) ローマ司教
『コリントの信徒への手紙』
 愛する皆さん、愛がどれほど偉大で驚くべきものであるかをご覧ください。その完全さは、説明し尽くせるものではありません。愛を心に抱いている人とみなされる者はだれでしょうか。神がそれにふさわしい者としてくださった者だけではないでしょうか。それゆえ人間的な党派心をなくして汚れのない者となり、愛を心に抱いている者とみなされるよう、神の憐れみに祈り求めましょう。アダムから今日に至るまで、一切の世代が過ぎ去って行きましたが、神の恵みによって完全な愛の境地に至った人達だけが、敬虔な人達の占める場所にとどまります。この敬虔な人達こそ、キリストの国が現れるとき、明らかにされるのです。こう書き記されています。「私の激しい怒りが通り過ぎるまで、しばらくの間、穴に入っていなさい。私は祝いの日を思い出し、墓からあなたたちを起き上がらせるだろう。※1」

 愛する皆さん、愛によって諸々の罪のゆるしを得るために、愛の和合のうちに神の命令を実践するなら、何と幸いなことでしょう。次のように書き記されています。「いかに幸いなことでしょう、不法をするされ、罪を覆っていただいた人は。いかに幸いな事でしょう、主に咎を数えられず、口に欺きのない人は。※2」この幸いは、主イエス・キリストを通して神に選ばれた人々の上に降ります。この神に栄光が世々にありますように。

 私たちが、反対者〔である悪魔〕の罠にはまって行ったこと、また、犯してしまったすべてのことがらをゆるしていただけるよう、嘆願いたしましょう。そしてあの人たち、すなわち、騒動と分裂の首謀者となった人たちは、〔キリスト者たちの〕共通の希望を優先的に考えなければなりません。それは、畏れと愛を生活の原則としている人は、他の人を苦しみに陥れるよりも、自らが苦しむ方を望むものだからです。そしてこのような人々は、すばらしく、また、誠実に私たちに伝えられた一致和合が損なわれるよりも、自分自身が弾劾される方を優先させるのです。人間にとって、自分の心をかたくなにするよりも、過ちを告白する方が良いからです。

 それで、あなたたちの間でだれが寛大な方でしょうか。だれがあわれみ深い方でしょうか。だれが愛に満ちた方でしょうか。その人にはこう言って頂きたいものです。「もし、争乱、不和、分裂の原因が私たちにあるのなら、私は国外に出て、皆さんのお望みになるところへ参りましょう。私は会衆の皆さんがお命じになることを果たします。キリストの羊の群れが、自分たちの上に立てられた長老たちと平和を保つことだけを望みます。」このように行う人は、キリストにおいて大きな誉れを受けるでしょう。そしてどこに行ったとしても、喜んで受け入れられるでしょう。「地とそこに満ちるものは、主のもの※3」だからです。神の国の市民として、立派な市民生活を営む人が行ったこと、また、行うにちがいないことはこのようなことであり、その人たちは自分の行いについて決して悔やむことはないでしょう。


年間第十四金曜日 読書
第一朗読 列王記上 1:11-2:12
第二朗読 聖クレメンス一世 『コリントの信徒への手紙』

※1
イザヤ26:20
さあ、わが民よ、部屋に入れ。戸を堅く閉ざせ。しばらくの間、隠れよ激しい憤りが過ぎ去るまで。

エゼキエル37:12
それゆえ、預言して彼らに語りなさい。主なる神はこう言われる。わたしはお前たちの墓を開く。わが民よ、わたしはお前たちを墓から引き上げ、イスラエルの地へ連れて行く。

※2 詩篇 32:1-2
いかに幸いなことでしょう 背きを赦され、罪を覆っていただいた者は。
いかに幸いなことでしょう 主に咎を数えられず、心に欺きのない人は。

※3 詩篇 24:1
地とそこに満ちるもの世界とそこに住むものは、主のもの。


聖クレメンス一世(紀元30~101年 在位 91~101年)
 初代教会時代のローマ司教。使徒パウロ、使徒ペトロから教えを受けた、使徒教父の一人。彼がペトロの三代後のローマ司教として一世紀末のローマ教会を治めた。コリントの教会にあてて、その平和と一致を回復させるための優れて手紙を送った。カトリック教会、正教会、聖公会、ルーテル教会などで聖人。

女子パウロ会 聖人カレンダーへ
http://www.pauline.or.jp/calendariosanti/gen_saint50.php?id=112301

ベネディクト十六世の「使徒の経験から見た、キリストと教会の関係の神秘」の連続講話で、ローマのクレメンスが紹介されています。エウセビオス(263年ごろ~339年)の時代までは、信者の集会でクレメンスの手紙が読まれていたようです。
https://www.cbcj.catholic.jp/2007/03/07/3537/