WOODBASE BLOG.

普通の主婦が製材所の事務員さん始めました。

歴史の証人へ。

2013-03-18 | ⇒ その他
週末はよく晴れましたね。
ぽかぽか、春はもうすぐそこです

土曜日に川上村の歴史の証人へハイキングに行ってきました。



下多古村有林は、江戸時代に植林され、全国的にみて人工林として最も古い部類に入るものと思われます。その中でも胸高(高さ120cm)直径が172cm、幹回り541cmの杉が最も太く、高さは55mあります。

「村有林になるまで」
この山林は、奈良県内の林業家が所有していましたが、1994年に伐採されるところでした。
そんなとき、村内の山守(所有者に代わり山を管理する人)の『こんな大木を伐採するのはもったいない、何とか保存できないか』という声があがりました。これがきっかけで、翌1995年、“吉野林業の中心地で文化財的な遺産として、また、村のシンボルとして保存すること”を前提として、山林を村が取得することができました。
現在、この村有林は村の総合計画に基づきながら自然の言葉を人の言葉に通訳する役割を果たすべく、『歴史の証人-下多古の森-』と称し、村有林野事業で保全・管理されています。

下多古村有林は、歴史を今に伝える生き証人です。


5月には、吉野ツアーと題して「木の家づくり」の一環として歴史の証人をご案内する予定です。
樹齢が400年にもなりますが、素直なとても素晴らしい木です。
是非、歴史の証人に会いにきてくださいね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿