WOODBASE BLOG.

普通の主婦が製材所の事務員さん始めました。

原木から製材

2010-08-28 | ⇒ 製材日記
ここ最近、毎日のように夕立が降りますね。
吉野のほうは山に囲まれたところなので、雷の音がすごく近かったりして少し怖いくらいです。
夕立のおかげで朝夜は涼しくなってきましたが、日中も早く涼しくなってほしいものです。

さて、こちらは先日市で仕入れてきた原木です。


左の大きいものは直径50cm!
今日製材します^^

どんな材が挽けるでしょうか・・・。

一本の丸太からどんな材をとるのか、どう鋸を入れるのかを歩留まり良く考え、柱や板材など様々な製品となる部材を取っていくことを「木取り」と言います。

製材のポイントは無駄なく一本の木から価値のある製品を取るということです。
ただ単に、丸太の形からその寸法にあった製品を取ればいいというのではなく、節の出そうなところや木の目などを見てて、どんな品質の材を取るのかを見極めます。
無駄なく、より高い価値のある部材を取る。
高い技術の問われるところでもあります。



木取りの一例。↑
明日は大工さんの手加工の墨付・刻みの見学会に行ってきます
(主催・(有)羽根建築工房

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M’10 川上村木匠塾

2010-08-18 | ⇒ その他
7日間にわたって行われた川上村木匠塾のサマースクール。
今年も元気な学生さんたちによって、川上村で木を使った制作ワークショップが行われました。


13日に行われた講評会に参加してきました。


4月から林業体験などを経て、いよいよ現地での実践!
雨の日もありましたが、無事に制作物が完成しました。


西河地区県民グラウンド横に、7年前の木匠塾学生がパーゴラを制作。
去年の学生に引き続き、パーゴラの本体の修復作業をしてくれました。
「自分たちの作ったものは最後まで責任をもつ。作った終わりじゃない」
そう言っていた去年の講評会での先生の言葉を思い出しました。
年月が立つと、木のどういう部分の腐りが早かったのか、腐った原因はなんなのか。
自分たちで、修復をしてみて勉強になったではないでしょうか。


こちらはその隣に新しく制作した、「薪小屋」。
木匠塾で見ることのなかったログバージョンです。
屋根のおさまりなど、講評の場では厳しい意見もありましたが、木造の建築物の耐久性に関わるとても重要な部分です。
いろいろと課題も残されましたが、短い期間の間での完成、良かったですね。
またここに薪が設置されて、年月がたつと違った表情になりそうで、今から楽しみです。


「I吉野杉」つなぎ


ところ変わって、白川渡地区オートキャンプ場での遊具、「木匠ベルト」


過去の木匠塾学生の制作物にならんで、また今年も一つ新しい制作物が仲間入りしました。
例年に比べてどんどん材の太さが大きくなり、デザインにもからり影響があったかと思います。
このキャンプ場の敷地、自然と調和のとれた建造物をつくる難しさが一つの課題だったようにおもいました。



木匠塾HPより、

林業家の不足及び高齢化による山村荒廃、過疎化などの問題が、建築にも深い関係をもたらすということを多くの建築を学ぶ学生は知らないようなのです。それは学生達が、木や山について学ぶ機会が実質的に持てないという現実があるからだとも言えます。

そこで、木-山-木造について、広い視野に立ち、実地に学ぶことができる場として、この「木匠塾 - もくしょうじゅく -」がスタートしました。



毎年毎年、いろんな学生が来て課題もさまざまですが、この7日間、さまざまな交流の中で木材だけでなく山の現状を見ることができたのではないかと思います。


みんな本当に最後までお疲れ様でした!
また吉野にいつでも来てください^^


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第五回羽根建祭り

2010-08-17 | ⇒ EVENT
8月7日、8日と奈良市内の『工場跡』Cafeにて開催された第五回 羽根建祭り。

夏らしいお天気の中、土と木にふれよう!というサブタイトル通り多くの方が丸太切りやお箸づくり、左官などの体験してくださいました。














大工さんと一緒に木に触れたり、昔ながらの遊びをしたり・・・。


子供さんだけでなく大人の方も楽しんでいただけました。



ご来場くださいました皆様、ありがとうございました!



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