WOODBASE BLOG.

普通の主婦が製材所の事務員さん始めました。

’10年 川上村木匠塾

2010-05-31 | ⇒ その他
今年も始まりました!

川上村木匠塾'10

昨年度の木匠塾の様子はこちら

お天気にも恵まれた週末の二日間、川上村村内での林業体験・材の洗い出しが木匠館で行われました。
今年も間伐材を学生たち自ら伐採・搬出。
と~っても大変な作業です。
全部で100本前後、間伐をしたそうで大変な量の丸太が木匠館に運び込まれました。

わたしも皮むきと材の洗い出しを少しお手伝いしながら見学させてもらいました。

皮むきに使われたのは、竹製の”せせり”と呼ばれるへらです。(鳥肉じゃありませんよ
コツをつかみながら、皮をはいで、材を磨きあげます。
成長途中の薄い皮もぬめりがなくなるまで、しっかりと磨きあげてピカピカの丸太にします。




最後の一本、みんな大集合でした^^;




一丁一丁、寸法を図ってナンバリング、しばらく乾燥させておきます。

さて、今年はどんな制作になるのか。


学生さんたち、サマースクールに向けて頑張ってください


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吉野ツアーを開催しました!

2010-05-24 | ⇒ 吉野ツアー
先週末、羽根建築工房 主催の「吉野バスツアー」を開催しました。
前日から心配だったお天気も土曜日は持ちこたえてくれました。
(次の日曜~今日にかけては暴風雨でしたが^^;)

題して『~山から始まる木の家づくり~』
吉野の山、山から伐りだされてくる原木市場、そして製材を見るという流れで見学をしました。

まず、吉野林業発祥の地、川上村の入口にある林業資料館「もくもく館」を見学。

吉野林業についてみんなで学びました。

その後、川上村下多古(しもたこ)の村有林へ。
3、40分ほどの登山でした^^;
目指したのは樹齢390~400年といわれている、「歴史の証人」。
最古の人工林の杉です。


途中で吉野林業の特徴でもある間伐で伐られた杉の『葉枯らし』を見ることができました。
葉枯らしとは、山で伐ったあと半年から1年以上自然乾燥させることで、吉野杉は淡紅色の独特の色合いを深めてゆきます。
ちょうどこの時も山のふもとから気持ちのよい風が吹きあげてきました。
こうして自然の風が独特の色に仕上げてくれるのです。
ちょうど1,2カ月ほど前に伐採された、樹齢160~180年の杉。
この大きさと樹齢でも、吉野では「間伐」になることに驚かれていました。

少し険しい山道を登り、ようやく『歴史の証人』に辿りつきました!
近寄ると、その迫力に圧倒されます。

幹回りは5m以上!
大人6人が手を伸ばしてようやく一周できる太さでした^^


この杉も今から390年~400年前、誰かが植林し、その後もずっとずっと手入れをされ続けて、大事に育てられた杉です。
天然ではなく、人の手によって大切に育てられてきた。
吉野まで足を運んできていただいた方に
言葉では言い表せないことを伝えられた思いがしました。

その後、山から伐りだされてきた丸太が売りに出される原木市場にお邪魔しました。
ちょうど見てきた山からの木も見学できました。


そして、ウッドベースでは今まで見てきた木の皮むき体験&製材の様子を見学!
子供たちも一生懸命皮むきにチャレンジしてくれました^^

製材では、刃を入れるごとに現れる木肌と、木取りに興味津津。


とっても盛りだくさんな内容でしたが、山に実際に足を運んでいただくことで、
林産地の思いも住まい手の方に伝わったのではないでしょうか。

また私の山のこと、吉野の林業のこと、気付かされたことがたくさんあり、
とても勉強になりました。


吉野まで足を運んでくださった皆様、ありがとうございました!
スタッフの方々、お疲れ様でした!



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山側と材木屋さんの目線

2010-05-15 | ⇒ その他
先日、川上の山(村有林)を見に行きました。

案内は川上村の地域振興課の森口さんの案内です。
道すがら山のことはもちろん、吉野林業の施業のことなど、私たちが知らない山のお話をたくさん聞きました。
当日はお世話になり、ありがとうございました。


お話の中のひとつ、
川上村には、トガサワラ原始林という国の天然記念物に指定されている場所があります。
”トガサワラ”という木に普段なじみがないわたしたち。
”栂(トガ)”と”椹(サワラ)”を掛け合わせたよう木かしら??というお話から、

材木やさん(ウッドベース中西)
「松とかモミっぽい板目をしているんでしょうかね~」と、木を挽きわったときの姿をまず想像。


一方、
山の方は、「う~ん、葉っぱとか見て区別してしまいますからね~」と、立木の姿を思い浮かべます。

立場が変われば発想もまったく違うんだなぁ~、と改めて感じてしまいました。
職業柄というか、職業病みたいですね^^;
 
”桜”といわれると、ふつう桜の花が満開の様子を思い浮かべると思いますが、
やはり材木屋がパッと頭に思い浮かべるのは、板になった”サクラ”であり、
山側の方が思う浮かべるのは、立木の”サクラ”であり。。。


ちなみに、トガサワラの和名は外形が栂(トガ)に似、材が椹(サワラ)に似ていることから名付けられたそうですよ。


川上村ホームページより

この時期の川上村、手入れのされた人工林の中を歩くのも気落ちがいいですし、
新緑が美しい季節、とても景色の綺麗な源流もありますよ♪




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吉野バスツアー開催のお知らせ

2010-05-10 | ⇒ NEWS
(有)羽根建築工房様 主催
吉野バスツアー
~山から始まる木の家づくり~





木造住宅の主役は何といっても「木」にあります。
ご自身の建てる住宅の木がどこから来た木なのか。
どんなところに立っていた木なのか。
吉野の杉は何十年、何百年の歳月を、人の手によって大事に育てられてきました。

そんな代々育てられてきた吉野の杉の魅力をより身近に知っていただきたいと思います。
山ですっくと立っている木を見たときの感動は実際にその場に行き、体験した人にしかわかりません。
楽しみながら参加できる、「木を見る」「山を見る」ツアーを企画したいと思います。



日時:平成22年5月22日(土)

ただ今、ツアー参加者募集中!
木のお住まいをお考えのご家族様、吉野杉に間近で触れたい方、ぜひご参加ください^^
新緑の美しいこの季節、吉野の山へ樹齢390年の杉を見にいきます!
その他プログラムも企画中。

詳しくは㈱羽根建築工房様ホームページ㈱ウッドベース ホームページもご覧ください。

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Jパネルの取り扱いを増やしました。

2010-05-07 | ⇒ NEWS
国産杉の積層パネル Jパネルに特注サイズを追加しました。

下の写真は通常の36ミリの実ありのJパネルです。



今回追加したのは、

特注:24ミリ(二層・実なし)・12ミリ(単層・実なし)。
24ミリの方は造り付の家具や棚などに使用されている方もいます^^



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