奈良町物語館で行われた、住まいのセミナーに参加してきました。
テーマは、「魅力発見!吉野の杉と桧」です。
物語館の1階の座敷で、みんなで輪になり川上の材についてのお話を聞きました。
500年の歴史を持つ始まる吉野の林業や土倉翁のお話などに始まり、手をかけて育てられた川上村産材の特徴などを、わかりやすくお話してくださいました。
中でも興味深かったのは、川上村の林産組合の方のお話の中にあった、山からの木材の出材量のお話です。
年間、15,000~16,000㎥ほどの出材量があるそうなのですが、実は山にはまだ10倍ほどの供給量があるのです。
長い年月をかけて育てられた吉野杉。250年生であっても、間伐をして本当なら出材の時期を迎えた木がたくさんあります。
しかし、ヘリでの高い出材コストや木材の価格の低迷などが原因で、採算が合わなくなり、山には良材の木が余るほどあるのに、山から木が出せないという現状です。
こちらは、十分な山の手入れ・集材ができず間伐をしないまま放置し、林で立ち枯れを起こした桧の写真(右手前)。
写真のように残っているのは桧の赤身の部分で、赤身のまわりのし白太が朽ちている様子です。
枯れても風雨にさらされてもなお、腐らない赤身の部分は、建物の土台の部分に使用してもしっかり腐らず建物を支えてくれることを教えてくれました。
ほかにも強度にも優れ、住むほどに味の出る、など吉野杉・桧の魅力をたくさん発見したのですが、良材を育てる山が手入れが昔ほど十分に行えなくなっている現実についも改めて考えさせられました。
「木を使う」ということが「山を育てる」ということにつながるということを実感した日でした。
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500年の歴史を持つ始まる吉野の林業や土倉翁のお話などに始まり、手をかけて育てられた川上村産材の特徴などを、わかりやすくお話してくださいました。
中でも興味深かったのは、川上村の林産組合の方のお話の中にあった、山からの木材の出材量のお話です。
年間、15,000~16,000㎥ほどの出材量があるそうなのですが、実は山にはまだ10倍ほどの供給量があるのです。
長い年月をかけて育てられた吉野杉。250年生であっても、間伐をして本当なら出材の時期を迎えた木がたくさんあります。
しかし、ヘリでの高い出材コストや木材の価格の低迷などが原因で、採算が合わなくなり、山には良材の木が余るほどあるのに、山から木が出せないという現状です。
こちらは、十分な山の手入れ・集材ができず間伐をしないまま放置し、林で立ち枯れを起こした桧の写真(右手前)。
写真のように残っているのは桧の赤身の部分で、赤身のまわりのし白太が朽ちている様子です。
枯れても風雨にさらされてもなお、腐らない赤身の部分は、建物の土台の部分に使用してもしっかり腐らず建物を支えてくれることを教えてくれました。
ほかにも強度にも優れ、住むほどに味の出る、など吉野杉・桧の魅力をたくさん発見したのですが、良材を育てる山が手入れが昔ほど十分に行えなくなっている現実についも改めて考えさせられました。
「木を使う」ということが「山を育てる」ということにつながるということを実感した日でした。
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