ヤマハ旧車 空冷2気筒 4ストローク1サイクル SOHC GX & XS Heritage Special 破壊ブログ

ポイント式バッテリー点火・セル&キック併用式・リターン式6段変速・前後ディスクブレーキの旧いオートバイです。

色々なガスケット交換

2018年08月16日 16時06分00秒 | ヤマハ GX
ここ最近エンジンが温まるとアイドリングが少し不安定になり、ガソリンが薄い症状が出る様になりました。恐らくインシュレーターか、どこからか二次エアを吸っているのでしょう。
パイロットスクリューを多目に戻して誤魔化していますが、流石に燃費に響きます。

他にもブリーザーカバーからミストが出て来るので、ガスケットが切れているのかと思い、今回はついでに色々なガスケットを交換したいと思います。
最初にブリーザーカバーのガスケットを交換します。
邪魔なキャブレターを取り外して、ブリーザーカバーを開けます。すると、古いガスケットがこびり付いていたのでスクレーパーで剥がします。





綺麗に剥がれたら、オイルストーンで面出しをします。
ツルツルに平面が出たらガスケットを付けてカバーを締めます。






こちらのブリーザーカバーガスケットは既にメーカーは生産を終了している為、海外より純正品を取り寄せました。
次にエレクトリックモーターカバーを開けてガスケットを交換します。







こちらのガスケットも純正品ですが、NOSの為か少し癖が付いていて、少し縮んでいました。
無駄かも知れませんが、手で揉みほぐして柔らかくしたり、引っ張って伸ばしてから組み付けました。
次にキャブレタージョイント(インシュレーター)を交換します。
ボルトを緩めたら、指で掴んでもぎ取るようにインマニを取り外します。









紙ガスケットが付いていませんΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
これが原因で二次エアーをガンガン吸い込んでいたのではなないでしょうか?
道理でパイロットスクリューの戻し回転数が多い訳です。
こちらもオイルストーンで面出しします。
綺麗に平面が出たら新しいインシュレーターとキャブレターを組み付けて行きます。









元通りに組み付けが完了しました。
エンジンを掛けると、何故か片肺に(T_T)
右側が不発で左側だけで動いている様です。
それでは原因を探ってみたいと思います。

スパークプラグを外して見ると、きちんと火花が飛んでいます。
キャブレターを外してインシュレーターを見ると、ガソリンで濡れています。
では何故不発なのでしょうか(ー ー;)
もう一度キャブレターを取り付けてエンジンを掛けてみます。
回転をある程度上げると急に右側が復活しますが、アクセルを戻すと片肺に戻ります。
たまにバックファイヤーもあります。
キャブレターに何か不具合が起きたのでしょうか?
顔を近づけて見てみると…
キャブレターか、その周囲か、どこからともなくシューシューと音がします。
これはエアーを吸ってますね( ̄▽ ̄;)
私の整備ミスですねψ(`∇´)ψ
とても面倒なのですが、またインシュレーターとガスケットを取り外して見てみます。すると…





何とガスケットがズレて取り付けてありました。手前側ではなく、奥側の方なので見落としていた様です(-.-;)y-~~~
◯で囲った部分は少し破れてしまっていました。
しかも全体的にフニャフニャ曲がっています。
これでは使い物になりません。
余分に取り寄せておいたガスケットを使って元に戻します。





キャブレターを取り付けて、ホース類も取り付けます。
パーツリストを確認すると、インシュレーターにジョイントカバーは付けない様です。
インシュレーターにそのままホースクランプを取り付けました。何故付いていたのかは分かりませんが、念の為に保管しておきます。





エンジンを掛けてみると、片肺は直っていましたが今度はガソリンが濃い症状ですΣ(゚д゚lll)
パイロットスクリューを規定値に戻すとエンジンの回転の上昇がスムーズになりました。
きちんと直った様で、ホッとしました(^_^;)
今回もそんなに多く弄らずに、弄った場所を全て覚えていたので不具合の発見が簡単でした。
また一つ知識が増えました。

やはり、古いインシュレーターは二次エアを吸っていた様です。交換して調子が良くなりました(^^)


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