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元祖・七人の侍

2011年06月13日 21時25分18秒 | SAMURAI7
 土曜日は蒸し暑い中を衝撃の健康診断に行って疲れたせいか、日曜日は寝込んでおりました。バリウムのせいで胃の調子も悪いし。眠くて起きてられなくて、椅子に座ってても船をこぐ状態なのでお昼寝のつもりでベッドに入ったら、気が付いたら月曜日の朝5時でした(←実話)。隣の瓦屋のダンプの作業音がうるさくて目が覚めたという…。一体何があったんだ、私の体?
 せっかくの連休が台無しでしたが、それでも根性で土曜日の夜に見ましたよ黒澤監督の『七人の侍』。一言でいうなら長い!! 一巻の終わりに「休憩」ってスーパーが入ってたんですが、コレ当時もあったんですかね? 結構見るのが大変でした。
 侍VS野伏せりという基本的なところ以外は全てアニメのオリジナルだと勝手に思い込んでいた私は、セリフとかエピソードとか結構映画から拝借してるところが多くて驚きました。特にびっくりしたのはヘイハチの薪割り流。これは絶対アニメの冗談だろうと思ってたら、なんと映画の平八も薪割り流でした。7人の中では一番笑える登場の仕方だったので、まさか映画ではこんなふざけた登場の仕方はしないだろうと思ってたのに…。すごい!! 現代人の私が見ても新鮮で、しかも映画の平八のほうが笑えるというのがさすが世界のクロサワ。改めて黒澤監督の偉大さを実感いたしました。時代を超越してるってこういうことなんですね。
 あとキクチヨ。映画の菊千代が三船敏郎だったのは仰天いたしました。当時はまだ新人だったんでしょうかね? なにせ年を取った大御所の三船敏郎しか知らない私は、気が付くのに随分時間がかかりましたよ。でもこの当時から異彩を放っていたんですね。キクチヨを機械の侍にしたのは正解だったかも。人間じゃ無理。
 どうでもいいんだけど一応カツシロウ君。映画の勝四郎のほうが女性には積極的だったのに。ここはやはりN●Kのアニメということで自重したんでしょうかねぇ。
 最後にカンベエなんですが、これね、いや、何と言っていいのか…。この映画の勘兵衛を見てハマることまずないな、と断言できますね。やっぱアニメの『SAMURAI7』が好きなんだと思いました。公式ファンBOOKの中でカンベエ様のことを『男も女も惚れるにも関わらず、斬り合いしかできない罪な男』という記述がありましたが、個人的には『罪な男』の部分は『残念な男』に脳内変換しておきました。はははは。かなり残念な人だと思いますよ、カンベエ様は。でもそんなカンベエ様が好き
 57年前がどんな時代だったのかは想像もつきませんが、現代でも十分鑑賞に堪えうる映画を撮った黒澤明という人は、やっぱり特別な監督だったんですねぇ。…もっともコレ1本しか見てないので他はわかりませんが…。
 映画の俳優さんの中で今でも生きてる人が何人いるのかわからないけど、名作に出演できたおかげで、永遠にその名と姿が残るというのはどういう気分なのでしょうかね? ちょっと不思議な感覚でした。


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