- 21/10/17 引退
- 「トレッドミルでの調整をコンスタントに行い、最近ではスピードをそれなりに出してしっかりと負荷をかけられるようになっていました。脚元の様子も悪くなく順調に来ていたのですが、ここに来て息遣いが気になり出しました。以前にも多少気になるところがあったようですが、目立つようになっていることから検査を行ったところ、喉なりの症状が見られ、オペが必要な状態であることがわかりました。ここからオペとなると乗り出しがさらに遅れてしまい、順調に行ったとしても再始動は春かそれ以降になってしまうのは否めません。脚元やトモの状態がようやく良くなってきたと思えるようになってきていただけに残念でなりません。復帰させてあげられず申し訳ございません」(空港担当者)「長期間、休養に充ててもらっていることで脚元の状態は良さそうなものの、喉が気になり、検査したところ良くない状態であることがわかったと連絡をもらいました。お休み前にも息遣いにいくらか粗さがあるという話を天栄から聞いていましたが、お休み期間中に体も変化して症状が顕著化してきてしまったのかもしれません。デビュー前の調教の様子だとどうなのか…と心配のほうが大きい状況でしたが、それでいてデビュー勝ちを収めてくれました。続くスイートピーSでは勝つことこそできなかったものの見どころある走りをしてくれましたので、不安なく行けていればと思うと残念でなりません。底を見せていないとも言えるだけに苦渋の決断ではありますが、脚部不安再発の恐れがあることに加えて喉の不安が加わるとなると休養前と同等もしくはそれ以上のパフォーマンスを発揮できる保証があるとは言い難く、また、引退時期までに何走できるか…という状況にあることを考えると無理を強いることはできないと思いました。会員の皆様には復帰をお待ちいただいていたと思うのですが、再び競馬場で走る姿をお見せできず申し訳ございません」(大竹師)成長を促すように時間をかけてじっくりと育成がなされ、2歳の10月に初めて入厩するとゲート試験をすぐに合格し、その後のNF天栄での乗り込みもまずまず順調に進みました。始動は年明けになりましたが、思うように動ききれず半信半疑な中で向かったものの蓋を開けると見事に勝利してくれました。一度使ったことで状態がさらに上向き、馬も自信がついたか調教の動きも良くなっていましたのでどれだけやれるかと思いつつ送り出したスイートピーSでは見せ場たっぷりの走りを披露してくれました。その後は自己条件から地道に行こうとしていたところで右前浅屈腱炎を発症してしまったため、復帰できることを願いつつ長期休養に入り、脚元の様子を見ながら調整を進めてきたところ、ここに来て息遣いがより気になり出し、検査を行ったところオペを必要とする状態であることが判明しました。ここからオペを挟むと乗り出しは早くて年内にできるかどうかという状況になり、順調に進んだとしても復帰は春以降になってしまいます。来年5歳になりますので、引退期限までに数戦できるかどうかという状況になることが考えられます。また、脚元の不安が再発する可能性もあり、喉に関してもオペをして完全に不安がなくなるという保証もないことから総合的に判断し、大竹正博調教師と協議を行った結果、ここで現役続行を断念することになりました。会員の皆様におきましても残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りたくお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。
- (公式情報はキャロットクラブ様より転載の許可を頂いております)
2戦1勝で残念ながら引退です。2戦目のスイートピーSはそんなに大きな差のない6着で、才能はあったように思います。健康に走り続けることの難しさですね。無事に繁殖入りしてくれることを祈ります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます