新種牡馬考察 リアルスティール

2021-02-11 10:40:00 | 血統
今年の新種牡馬は種付料が高い大物がいません。あまり人気が出ない気がするので、逆に狙い目かなと思ってます。

リアルスティール
2019年度種付け料:200万円
2019年度種付頭数:177頭

個人的に一番期待しているのはリアルスティールです。ディープ×Storm Cat×Monevassia(=Kingmambo)というまったく隙のない世界的な超良血馬。仏ダービー馬スタディオブマンとほぼ同血ですので、血統的な裏打ちがあります。同配合のキズナが種牡馬として成功していることも心強いです。

相手の繁殖牝馬に求めたい血は普通にディープやキズナと相性の良い血統でいいと思ってます。特にキンカメはMonevassia=Kingmamboの全きょうだいクロスができるので面白いと思います。産駒一覧を見ていると母父Kingmambo系がかなり多いので、牧場もここは狙ってきているようです。他でいいなと思うのは、ニジンスキー、カーリアン、マルゼンスキー、クロフネ、フレンチデピュティ、Danzig、Unbridled、Gone West。母父クロフネもかなり多いです。Gone Westはディープとは相性良くないですけど、Storm Catと近い血統だからか、キズナとは相性良いんですよね。リアルスティールとも相性良いはず。Nureyev≒Sadler’s Wellsのニアリークロスは評価保留。今のところ合わないのではないかと思ってますが。

あとはリアルスティール自身が正統派すぎる血統なので、アクセントとして非ノーザンダンサーの強い血が少しほしいところ。Blushing Gloom、Never Bendとか。母父にサンデー系を持ってくるのはあまり好きな配合ではありませんし、母父サンデー系の産駒はあまり多くないようです。

ちなみに配合的にすごいなと思うのはアイムユアーズの20。父ドゥラメンテの兄ほどキツくはないですけど、Specialを5本入れながら少しずつズラしているところが面白いです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ストゥーティ、チューリップ... | トップ | 新種牡馬考察 サトノクラウン »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

血統」カテゴリの最新記事