なつかしの名牝たちは血統表の中に。

2017-03-13 23:35:13 | 血統
日曜日は血統表を見ていて、懐かしい名牝たちの名前を妙に見る日でした。

中山牝馬ステークス1着のトーセンビクトリーがトゥザヴィクトリーの仔なのは有名ですが、ああ、やっぱりユタカで勝ってしまうのか・・と多くのファンは感嘆のため息をついたに違いありません。そして同時に、それにしてもやっぱり「ビクトリー」はおかしいだろう、と馬主の命名センスのなさに諦めのため息をついたに違いありません。

フィリーズレビュー1着のカラクレナイは祖母がなつかしのレッドチリペッパー。素晴らしい血統の牝馬でしたが、今まで子・孫に重賞勝ちは出ませんでした。レッドチリペッパーはUnbridled産駒。UnbridledはDr.FagerとIn Realityのニックスから生まれた名種牡馬ですが、レッドチリペッパーは母方にIn Realityの母My Dear Girlを持って来て父のニックスを継続する素晴らしい配合により生まれました。繁殖牝馬としても相当期待されたと思うのですが、結局母としては活躍馬を送ることはできませんでした。が、こういう牝馬クロスを持ってるような馬は孫の代で活躍馬を出したりします。カラクレナイは、ローエングリン×タキオン×レッドチリペッパー。ローエングリンはMill Reefの5×3ですが、レッドチリペッパーと関係ありそうな血はMill Reefの父の母のLalunで、LalunはSadler's Wellsにも入るのでLalunの6×7×5でもあります。この辺でレッドチリペッパーの特性をサポートしつつ、全体的には米血が強すぎるレッドチリペッパーに対し、欧血の強いローエングリンを配するというバランスが良かったというのもあるんでしょうねー。

フィリーズレビュー3着のゴールドケープの母はジュエルオブナイル。初仔でしかも父ワークフォースで結果を出したのだから、素晴らしいとしか言えません。これがまた母系に良い血が入ってまして、ジュエルオブナイルの母はラストタイクーン×Ela-Mana-Mou。底力たっぷりです。

そして東風ステークス1着のグレーターロンドン。母はロンドンブリッジ。ファレノプシスが勝った桜花賞の2着馬ですが、その日は家族全員で見に行ってまして、僕はロンドンブリッジを応援してました。栗毛が美しい馬でした。血統は今見ると異系色が強いですね。ディープとの相性は特段良いとは思えませんが、応援してた馬の子なので頑張ってほしいです(近いうちにステファノスと当たりそうですけど・・)。



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