『Welcomeのぶ・ろ・ぐ』A recluse in Manila

隠遁オヤジは今日もまた桜散る散る日本と陽はまた昇るマニラにて世の無常を嘆きつつ、後は野となれ山となれ。

激暑、酷暑、猛暑の中「ポアロシリーズ」

2013年08月10日 | 読書・映画・音楽
満潮に乗って (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー
早川書房


この暑さの中、楽しめることといえば、あなた、読書ですぞ。
アガサクリスティの「ポアロシリーズ」は概ね二つのパターンで成り立っていると思います。

「いきなり事件型」
最初にドカーン!と殺人事件が起きて、ポアロや警察が犯人を追跡調査するパターンと、
「途中で殺人事件型」
話が進んで登場人物の背景が分かってから殺人事件が起きるパターンと両方ありますね。

なかには、本の3分の一くらいまで読み進めてもなかなか殺されないパターンもありまして、そういう時は登場人物の人間像が十分描かれた後の殺人事件ですから、これも興味が沸くところです。

「いきなり事件型」の場合は、事件が起きて、「さて、誰が犯人や?」と推理しながら読み続けるのです。
「途中で殺人事件型」の場合は、人物背景、人物像が描かれてからの事件ですから、読み進めるうちに、
「さて、この話の中ではいったい誰が殺されるんや?」と思いながら読み、事件が起きると、人物像やその背景を頭に残しながら「誰が犯人や?」と読み進める楽しみがあります。

いずれにしましても、両方楽しめるのが「ポアロシリーズ」の良さですぞ!



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。