『Welcomeのぶ・ろ・ぐ』A recluse in Manila

隠遁オヤジは今日もまた桜散る散る日本と陽はまた昇るマニラにて世の無常を嘆きつつ、後は野となれ山となれ。

「戦争と平和(4)」

2014年03月27日 | 読書・映画・音楽
戦争と平和〈4〉 (岩波文庫)
トルストイ
岩波書店


いよいよナポレオン軍がロシアの中に侵攻してきました。
ロシア軍は多くの将兵を失いながらも踏ん張ります。状況としてはロシアは押されながらも負けは確定していない。一方フランス軍は押してはいるが勝ちが見えてこない戦です。ナポレオンの脳裏に初めて敗北という言葉が浮かびますが、、、。。

アンドレイは、婚約者ナターシャを誘惑して駈け落ちせんとしたアナトールに対して決闘を申し込もうと彼を探しましたが、そのまま戦線に入り込みます。
それにしても、トルストイは「許す愛」を描く際に、この相入れない二人の男に運命的な出会いを用意します。
大怪我を負ったアンドレイが運ばれた野戦病院の中で、自分の隣で足を切り落とされて断末魔の叫びを上げていた男が、なんと憎むべき相手のアナトールだったのです。
このとき、アンドレイはアナトールを許す気持ちになれます。

さて、モスクワはその後どうなるのでせうか?

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