『Welcomeのぶ・ろ・ぐ』A recluse in Manila

隠遁オヤジは今日もまた桜散る散る日本と陽はまた昇るマニラにて世の無常を嘆きつつ、後は野となれ山となれ。

「オール2」を「オール5」ほどにモノを言い

2014年04月10日 | Philippines(生活全般、その他不動産等)
日本人てのは、自分をド派手に売り込む傾向があるかどうかというと、どちらかというと、その傾向が少ないように感じます。
別に統計があるわけではないので、小生の勝手な思い込みですが、当たらずとも遠からずかと。
それでも小生の若い頃に比べると、この平成の世の中、平然と自信ありげにものをしゃべる人間が増えていると思いますが、、、どうでせうか。

「自信はありますか?」

「がんばります」

と答える。これが「昭和」の人間です。

「はい、絶対優勝します!」

みたいなことを言ってのけるのが「平成」の人かもしれません。

それが良い悪いではなく、自信があっても謙虚に、控えめにモノを言う事が美徳とされてきた時代の生き残りが小生たちの世代でありまして、たとえ自信があっても、密かにその野望を胸に秘めつつ「がんばります」程度に答えておくのが良いとされておりました。

そういう世代にとって、フィリピンのセールスと話をしますと、突如として異次元緩和状態になるときがあります。
「これこれはできる?」
「Yes,Sir」
「こういう場合は?」
「Yes,Sir!」
「いつできる?」
「すぐにできます。」

で、ふたを開けてみると、何もできずに、何も話が進まずに、結局すべてがパーっ!

ある知人が「求人すると自分は何でもできますみたいなのが来て、面接では平然と嘘八百並べていきますよ」と言ってました。

「計算はできる?」
「はい、パーフェクトです」
(一応聞いておこうということで、普段はしない質問をしたりして)
「足し算は?」
「できますよ、もちろん。得意です」
「引き算は?」
「電卓がありますから大丈夫です」
「割り算やかけ算は?」
「やった事はないですが、オッケーっすよぉ!👍電卓でできまーす」
「で、当社で何をしたいですか?」
「経理を任せてください」

こういうのを信用してうっかり採用しますと会社はどうなるでしょうか?

はい、見事に潰れます!    みたいな。



「オール1」じゃなくて「オール2」なのは、「オール1」を取るのは難しいからです。
「どこか良い点が一つくらいはあるだろう」ということで、少しでもあれば2に格上げされますので、1という評価を取ることは至難の技なのです。余計なことですが。



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