元日恒例の第92回天皇杯全日本サッカー選手権決勝は1日、東京・国立競技場に4万6480人の観衆を集めて行われ、柏がG大阪を1-0で下し、前身の日立製作所時代に制した第55回大会以来37大会ぶり3度目の優勝を果たした。
昨季J1覇者の柏は前半35分、ジョルジワグネルの左CKを渡部博文が頭で合わせて決勝点を奪い、4大会前の決勝で敗れた相手に雪辱した。
来季J2に降格するG大阪は3大会ぶり4度目の制覇を逃した。
守備の要の近藤をけがで欠き、今季チーム得点王の工藤は出場停止。
そんな苦しい事情を感じさせないほど、柏には一体感があった。
主将の大谷は「全員の力がなければ優勝できなかった」と言葉に実感を込めた。
FWに沢、トップ下に水野を置く急造布陣は機能しなかった。
前半32分にネルシーニョ監督が早くも動き、水野に代えて田中を投入。
その3分後にゴールが生まれた。
ヒーローは近藤の代わりに先発した渡部だった。
今季J1出場が5試合のみという伏兵が、CKをヘディングでたたき込んだ。
スタンドから見守った工藤は「安心して見ていられた」と喜んだ。
チームは強い信頼で結ばれていた。
初出場した今季のACLはベスト16による決勝トーナメント1回戦で敗退。
その相手だった蔚山(韓国)が、そのままアジア王者に上り詰めた。
「一度経験したから、今度は余裕を持って臨める」と大谷。
喜びに浸る間もなく、来月下旬から始まる大会に照準を合わせた。
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