2回1死2、3塁、秋山の先制犠飛で生還する3塁走者の中田(12日)=中司雅信撮影
日本先発の石川(12日)=片岡航希撮影
3回2死1、2塁、勝ち越し3ランを放ち青木〈7〉、菊池(左)と喜ぶ中田(12日)=泉祥平撮影
3回2死2塁、同点の2ランを放つバレンティン(捕手・小林)(12日)=橘薫撮影
5回2死3塁、小林が勝ち越しの適時打を放つ(12日)=中司雅信撮影
8回2死満塁のピンチを切り抜け、雄たけびを上げる増井(12日)=泉祥平撮影
9回2死1、3塁、J・スコープの適時打で同点に追いつかれた則本(12日)=泉祥平撮影
11回1死2、3塁、勝ち越しの2点適時打を放ち拳を突き上げる中田(12日)=片岡航希撮影
11回1死2、3塁、中田が勝ち越しの2点適時打を放つ(12日)=中司雅信撮影
オランダに勝利し、喜び合う中田(中央)ら日本代表(12日)=泉祥平撮影
AD2.init(ads.p_rectangle);
AD2.cAds();
AD2.dBanner(0,'prect');
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の2次ラウンド1組(読売新聞社など主催)、日本代表「侍ジャパン」の第1戦となるオランダ戦は12日、東京ドームで行われ、タイブレイク方式の延長十一回の末、日本が中田の決勝2点適時打で、8-6で競り勝った。
午後7時過ぎに始まった試合が終わったのは日付が変わる直前、試合時間4時間46分の死闘だった。
日本の次戦は14日、キューバ戦。
日本は1点リードの九回に登板した則本(楽天)が踏ん張り切れず、6-6に追いつかれ、延長戦に突入。
十回一死満塁の好機は青木が併殺打に倒れ、生かせなかったが、無死一、二塁から攻撃を始めるタイブレイクの十一回、中田が左前2点適時打を放った。
十回から登板した牧田(西武)は2回を完璧に抑えた。
日本は同点の三回、中田の3試合連続本塁打となる3ランなどで4点を勝ち越し。
すぐにバレンティン(ヤクルト)の2ランなどで追いつかれたが、五回に小林の適時打で3たび勝ち越した。
菊池の超美技や、八回一死満塁のピンチをしのいだ増井(日本ハム)など救援陣の踏ん張りでリードを守っていたが、則本が四球と2安打で追いつかれた。
日本の先発石川(ロッテ)は3回5失点。
四回から平野(オリックス)-千賀(ソフトバンク)-松井裕(楽天)-秋吉(ヤクルト)-宮西(日本ハム)-増井-則本-牧田と継投した。
日本は二回、先発のバンデンハーク(ソフトバンク)から、中田の二塁打を足がかりに一死二、三塁とすると、今大会初先発の秋山が左犠飛を放ち先制した。
オランダは、昨季オリオールズで25本塁打のJ・スコープの左超えソロで、すかさず同点。
三回、日本は中田が3戦連発となる3ランを左翼席に放り込み、勝ち越した。
さらに秋山の中前適時打でこの回計4点。
バンデンハークはこの回で降板した。
その裏オランダは、バレンティンの左翼ポール直撃の2ランなどで、再び同点。
五回、日本は先頭の坂本勇が中前打で出塁。
二死後、小林がしぶとく中前に落とし、3たびリードを奪った。
オランダは3番手の千賀から連打で無死二、三塁の好機を迎えたが、クリーンアップが2三振と内野ゴロに倒れた。
千賀は六回も得点圏に走者を背負ったが得点は許さなかった。
七回、オランダは一死一塁から、3番ボガーツの放った松井裕の股間を抜けた打球を二塁菊池が横っ飛びで好捕。
二塁で封殺し、ピンチの芽を摘むと、4番バレンティンからは5番手秋吉が空振り三振を奪った。
八回、1番からの好打順も、日本は三者凡退。
オランダは一死満塁としたが、ここで救援した増井の直球に力負けして、空振り三振と内野ゴロで得点を奪えなかった。
六回以降無安打の日本は九回、坂本勇が左前打を放ったが無得点。
オランダは四球と安打で二死一、三塁として、二回に本塁打を放っているスコープが中前打を放ち、追いついた。
十回、日本は小林、代打内川(ソフトバンク)の連続長短打などで一死満塁としたが、青木が二ゴロ併殺打に倒れた。
オランダは三者凡退。
十一回、日本はタイブレイクの無死一、二塁から途中出場の鈴木(広島)がきっちりバントを決めて、中田が左前に打ち返した。
オランダは無死一、二塁から強攻したが、牧田を攻略できなかった。
◇
日本の先発オーダーは、以下の通り。
1番
三塁・田中(広島)、2番
二塁・菊池(広島)、3番
右翼・青木(アストロズ)、4番
左翼・筒香(DeNA)、5番
一塁・中田(日本ハム)、6番
遊撃・坂本勇(巨人)、7番
DH・山田(ヤクルト)、8番
中堅・秋山(西武)、9番
捕手・小林(巨人)
2017年03月12日
23時57分
Copyright
©
The
Yomiuri
Shimbun
関連ニュース
・
侍、タイブレイク勝ち…11回に中田が決勝打
・
タイブレイクの11回、中田の決勝打で侍辛勝
・
侍、タイブレイク勝ち…11回に中田が決勝打
・ジム 名古屋