トヨタ自動車は仕入れ先の部品メーカーの技術水準を3段階で格付けし、発注するかどうかを判断する認定制度の導入を決めた。一部の企業に対して試行を始めているという。
部品メーカーの工場をチェックし、不良品が出る頻度や出荷前の製品検査の厳しさなどを得点化。トヨタがA、B、Cの3段階に格付けする。Cとされた企業とは取引をしない。安全に関わる部品を納入するには、最高ランクのA格付けが必要になるという。
トヨタは、コストを抑えて効率良く新車を作るため、部品の共通化を進めている。共通化すれば同じ部品を大量に発注することになるため、部品メーカーを選ぶ基準をより明確にして、技術水準の低い企業への発注を避ける狙いがあるという。評価基準をはっきりさせて新興国メーカーにも必要な技術水準を伝えられるようにもする。トヨタ幹部は「幅広いメーカーが、高い品質の部品をつくる手助けになる」としている。(信原一貴)
関連ニュース
・被害者の携帯、供述通り発見 浦安の看護師殺人事件
・民主・玉置参院議員の資産を公開
・匠の技、まるで絹糸 「手延べそうめん」づくり最盛期
・ショッピング枠 現金化