劇作家で映画監督、三谷幸喜氏(50)が来秋公開の「清須会議」で監督6作目にして初めて時代劇映画に挑むことが26日、分かった。
27日に発売する自身の同名小説が原作で、織田信長亡き後の信長の家臣、羽柴秀吉Vs柴田勝家の“政治的闘争”を描く。
三谷氏は目標興収を2003年の米映画「ラスト
サムライ」の137億円超えとし、「今までにない豪華キャストにする」と言い切った。
「コメディーだけど、本格的な時代劇映画を作ります」。
三谷氏は鼻息荒く宣言した。
都内で会見した三谷氏は、昨年の実写興収No.1作品「ステキな金縛り」に続く次回作は「清須会議」と発表した。
04年のNHK大河ドラマ「新選組!」などで時代劇の脚本を手がけたことはあるが、映画では時代劇に初挑戦となる。
「清須会議」は織田信長亡き後に後継者を決める重臣会議で、羽柴(後の豊臣)秀吉と柴田勝家との対立が知られる。
「子供のころから歴史が好きで、清須会議に10歳で興味を持った。
その意味では“構想40年”の映画」と力説し、「日本で最も有名な会議を紹介したかった」と、小説&映画化の意義を説く。
作品のほぼ7割が会議シーンで、「当初は劣勢だった秀吉がどのように勝家側をつぶしていくか、その根回しのプロセスをおもしろく描きたい」という。
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