【ロンドン支局】短期金利の指標であるロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の不正操作問題で、欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会は25日、LIBORなどの不正操作に刑事罰を科すとした規制強化案を発表した。
規制強化案では、金利指標の不正操作を「犯罪行為」とした上で、虚偽の情報提供などに対して「当局の懸賞サイト一覧処罰を科すべきだ」と主張している。また、規制の対象は、LIBORや欧州銀行間取引金利(EURIBOR)にとどまらず、金や農作物、原油などの商品指数などにも広げるとしている。
欧州委は、こうした規制強化と同時に、銀行に対する監視も強める方針だ。
欧州委のレディング副委員長は25日の記者会見で、「あらゆる法の抜け穴をふさぎたい」と述べた。
(2012年7月26日
読売新聞)
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