穂の国 春夏秋冬

古来よりこの地方(東三河)を表すことば・穂の国より,日々見たまま感じたままを綴っています。

国立大学費値上げ?

2024年06月16日 08時05分11秒 | 教育

 国立大学の学費の値上げが現実味を帯びてきているようです。私立に比べれば安いですが、それでも学生保護者にとっては頭が痛いことです。国立大は昔と違い法人化となり、経営的にも厳しさを増していることが学費値上げが検討されるようになってきたのでしょうか。私が通っていた頃、もう半世紀以上前のことですが、うろ覚えですが授業料は確か年1万2千円でした。当時でも安いと思いました。保育料より安かったので驚きました。よくこれで大学が運営していけるものだと思いましたが、国からの支援が十分だったのでしょう。今は標準でも50万円以上のようです。入学金などを考えると4年間で240万円位です。高くなったものだ。私立はその何倍にもなるでしょう。これでは子どもを持とうとしても教育費のことを考えると躊躇する人がいて当然でしょう。この学費何とかならないものでしょうか。知りませんでしたが国際人権規約(1966年)で「高校や大学の教育を段階的に無償化する」と定め、欧米では実際に無償化している国もあるようです。最近は高校授業料も軽減されるようになってきましたが、さすがに大学教育まで無理でしょうが、少なくとも学費は値下げしてもいいのではないでしょうか。それも無理なら優秀な学生や経済的な困難な学生に対しては無償化してもいいのでは。日本の高等教育、大丈夫でしょうか。法人化され、短期に成果を出そうと教育をしていないでしょうか?大学こそ目先の成果にとらわれない長期的な研究に力を入れるべきです。ノーベル賞がすべてとは思いませんが、このまま日本の教育が進められていくと、アジアの他の国に遅れをとり、ノーベル賞受賞者はいなくなるのではないでしょうか。今こそ政府は未来を見据えた教育政策を構築すべきです。

コメント (1)
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