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音楽業界の奇跡のような話『フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめて』

2020年01月21日 22時59分48秒 | 映画


鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:7/10
感動😭:★★★☆☆
笑い😂:★★☆☆☆
 歌🎤:★★★★☆

まさに音楽業界の奇跡ような映画だった。
めずらしい漁師✖️歌という組み合わせ。
イギリスでヒットして、すでに続編も決定してるとのこと。

小さな港町で働く漁師たちの歌に魅せられ、
彼らのレコード契約を取り付けるために奮闘する音楽マネージャーの話です。

彼の名はダニー(ダニエル・メイズ)。
友達の独身最後の旅行で訪れた小さな港町で、
偶然漁師たちの歌を耳にした彼は、
男同士の悪ノリ感満載の無茶振りで
契約を取ってくるように言われるのが事の始まり。

で、ダニーが漁師たちのところに行ってる間に
みんなは車で帰宅してしまい、彼ひとり港町に残るハメに(笑)

まわりは冗談のつもりだったけど、
ダニーは漁師たちの歌は売れると確信し、
レーベル契約を結ぼうとするっていう流れです。

この映画の何がいいかって、実話ベースなんだよね。
漁師たちの歌のうまさと、ダニーの行動力、
そしてそれらがきちんと結果に結びつくのが圧巻なんだけど、
これらが実際にこんなことあったのかっていう驚きが大きい。

本当にみんな歌がうまいんだ。
地味なジジイがメインで華やかさの欠片もないのだけど、
あの声量と低く渋い声によるアカペラは、
聴いたことない歌でも圧倒される。

漁歌っていうの?
何世代も語り継がれてきた歌らしく、
島のみんなが歌えるという歴史ある歌なんだよね。

しかし、見どころは歌だけではなく、
ダニーの苦難も物語を盛り上げる要素として欠かせない。

島の未亡人アルウィン(タペンス・ミドルトン)との恋模様や、
仕事の仲間との対立、漁師たちとの仲違いなど、
ぶち当たる壁も多い中、ひとつひとつ乗り越えていく流れは、
オーソドックスでありながらもわかりやすくていい味出してると思う。

特に、ラストでダニーが漢を見せるシーンは、
彼のこれまでの苦難をすべてチャラにするぐらいの破壊力があった。

まさか漁師の歌でこんな盛り上がるとは思わなかったけど、いい映画でした。

公式サイト


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