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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

昔から強い女性はいたのだと痛感する『マニカルニカ ジャーンシーの女王』

2020年01月04日 10時33分52秒 | 映画


鑑賞した2020年公開映画ランキング:2/2
胸アツ🥺:★★★★☆
 興奮🤩:★★★☆☆
 感動😭:★★★☆☆

2週間限定のインド映画。
とても胸が熱くなる内容だった。

これは、母国の独立と自由を願い、
未来のために戦場を駆け抜けたひとりの女性の物語です。

映画はフィクションだけど、物語自体は史実。
“インド大反乱”の指導者のひとりで「インドのジャンヌ・ダルク」と評されている
ラクシュミー・バーイーの生涯を描いた作品。

もちろん脚色はされているだろうけど、
とにかく彼女の意志と覚悟の強さが尋常ではなかった。

イギリス東インド会社によるインド民への締め付けがひどかったことから、
独立と自由を勝ち取るために立ち上がるんだけど、
王である夫と息子を病気で亡くすという辛い体験がある中で、
先陣を切って声をあげる勇気と国と兵をまとめ上げる行動力が凄まじい。

その過程で、兵や武器の数では到底イギリスに勝てないので、
自ら女性や農民の説得にまわって兵士を増やしたり、
金属類を集めて溶かし、新たに武器を作ったりするなど、
彼女の人徳あってこその手腕も見ものである。

さらに、敵との交戦中においても、
自らは指揮を執ると同時に最前線で剣を振るい、
敵を斬りまくっていく姿は圧巻だし、
それもまだ幼い養子を背中におぶっての戦いだから、
子連れ狼もびっくりだろう。

一切、死を厭わないんだよ、彼女。
敵に捕まったら、首をはねられ、体はバラバラにされて
インドの各藩国に送られるかもしれないという状況で、
「むしろ、その残骸を見てみんながやる気になってくれるのであれば本望だ」と。

彼女だけじゃなく、彼女の下で戦う人みんなそれだけの強い覚悟があるんだよね。
とある女性もようやく子供を身ごもったのに、
「今ここで戦わなきゃ、生まれてくるこの子の世界もずっとイギリスに支配されたままだ」
と言って戦場に繰り出すからね。。。

それほど、母国の独立と自由を願う状況というのは、
もはや僕には想像してもしきれないけれど、
その強い想いは平和な国に暮らしている身でも、
スクリーンを通じてひしひし伝わってくる。

今まで戦争映画はいくつか観てきたけれど、
ここまで人々の強い想いを感じられる映画はなかなかないかもしれない。

現代においても、命のやり取りはないとは言え、
トップアスリートやトップ経営者などは
同じぐらい強い想いがあるのだろう(その気持ちの出どころを知りたいけど)。
爪の垢を煎じて飲ませていただきたい(笑)

なんにせよ、とても胸が熱くなる映画だった。
観るならお早めに!

公式サイト


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