Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

恐怖、スリル、スプラッター、死に方、すべてが柔らかくなった『CUBE 一度入ったら、最後』

2021年10月22日 23時27分43秒 | 映画


【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:187/220
   ストーリー:★★★☆☆
  キャラクター:★★★☆☆
      映像:★★★☆☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★☆☆☆

【要素】
サスペンス
スリラー
ホラー
キューブ
閉塞感
脱出ゲーム

【元になった出来事や原作・過去作など】
・映画
 キューブ(1997)

【あらすじ】
突然閉じ込められた男女6人。
エンジニアの後藤裕一(菅田将暉)、
団体職員の甲斐麻子(杏)、
フリーターの越智真司(岡田将生)、
中学生の宇野千陽(田代輝)、
整備士の井手寛(斎藤工)、
会社役員の安東和正(吉田鋼太郎)。
年齢も性別も職業も、
彼らには何の接点もつながりもない。

理由もわからないまま、
脱出を試みる彼らを、
熱感知式レーザー、
ワイヤースライサーや火炎噴射など、
殺人的なトラップが次々と襲う。
仕掛けられた暗号を解明しなくては、
そこから抜け出すことは絶対にできない。
体力と精神力の限界、
極度の緊張と不安、
そして徐々に表れていく人間の本性…。

恐怖と不信感の中、
終わりが見えない道のりを、
それでも「生きる」ためにひたすら進んでいく。
果たして彼らは無事に脱出することができるのか?!

【感想】
1997年に公開された『キューブ』の原作者公認のリメイク作品。
世界観の設定や話の流れはオリジナルといっしょ。
登場人物と一部のトラップに変更があったぐらいかな。

個人的には、正直「うーん、、、」って感じ(笑)
テンポがよくなかったんだよなあ。
後藤の人物背景を少し掘り下げてしまったがゆえに。

オリジナル版は、
集められた7人の人物像についてはほとんど触れなかったんだよ。
とにかく、脱出に向けてどんどん進んで行って。
その間に極限状態に追い込まれた人間同士のいさかいがあって。
最後の最後まで気が抜けない展開がよかった。

今回の映画では、
後藤の過去を交えることで、
彼の抱える秘密を知ることができる。
でも、「それいる?」って(笑)
脱出に直接関係はしないし、
むしろテンポのよさをなくすことで、
やや退屈な映画になってしまった感は否めない。。。
ちなみに、他の人物についてはそこまで触れられていないのよ。
職業すらわからないまま終わる人も。
特に麻子はもう少し見せ場が欲しかった。
事情はあるにせよ、
紅一点なのに映画の登場人物として
何のバリューも発揮しておらず。
彼女に下心を持った男が……
なーんて展開もちょっとは期待したけど。

あと、個人的にこういう映画で期待するのはスプラッターシーン。
いかにグッチャグチャになるかっていうのが、
恐怖と緊張を生むポイントになるんだけど。。。
みなさん、目に見えるところでは、
綺麗に亡くなられてて。
とある人の死体なんか、
「そんな綺麗な肉塊はないだろ」
って思っちゃった(笑)

まあ、この手の映画って最初に出したもん勝ちな部分はあるよね。
しかも、似たような映画もたくさん作られたし。
その上での公式リメイク作品っていうのは、
かなりチャレンジングですごいなとは思うけど。

うーん、オリジナル版がよかっただけに、
恐怖、スリル、スプラッターにおいて、
だいぶ弱くなってしまったのは残念かなあ。
これを観るなら、オリジナル版を観て欲しい。
ものすごく秀逸な映画だから。

映画『CUBE 一度入ったら、最後』公式サイト | 2021年10月22日(金)全国公開

「この部屋に一度入ったら、最後。」目覚めたら謎の立方体《CUBE》の中だった――閉じ込められた男女6人。死のトラップ迷宮、出口はあるのか?主...

映画『CUBE 一度入ったら、最後』公式サイト | 2021年10月22日(金)全国公開

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿