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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

認知症の行く末を憂う同性愛カップルの葛藤を描いた『スーパーノヴァ』

2021年07月05日 20時14分33秒 | 映画


【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:121/132
   ストーリー:★★☆☆☆
  キャラクター:★★☆☆☆
      映像:★★★☆☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★☆☆☆☆

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】
ヒューマンドラマ
ロードムービー
同性愛
認知症

【あらすじ】
ピアニストのサム(コリン・ファース)と
作家のタスカー(スタンリー・トゥッチ)は、
ユーモアと文化をこよなく愛する20年来のパートナー。

ところが、タスカーが抱えた病が、
かけがえのない2人の思い出と、
添い遂げるはずの未来を消し去ろうとしていた。

大切な愛のために、
それぞれが決めた覚悟とは──。

【感想】
同性愛カップルと認知症っていう、
ヒューマンドラマ系の映画によくある2つの設定を掛け合わせた映画。
その時点で、感動的な要素は約束されたようなものだけれど、、、
正直う~んって(笑)

この映画、ずっとラストシーンのような感じなんだよね。
それが、僕がハマらなかった理由なんじゃないかって。

例えば、前半は2人の幸せそうな日々があって、
そこからの悲劇っていうなら感動すると思う。
よくある物語の導入と終わりは反対にするってやつで。

でも、今作はそういうんじゃない。
前半のロードムービーのような作りから、
後半の2人の本音のぶつけ合いに至るまで、
ずっとラストシーンを観ているかのごとく、
静かに淡々と進行していくから、
感情も動かなかったのよ。

もちろん、その本音がぶつかり合うところは、
ベテラン俳優2人の圧倒的な演技力に見ごたえを感じるよ?
タスカーが、サムにずっと負担ばかりかけて申し訳なく思っていること。
それならいっそ死んでしまおうかと思っていること。
自分が自分じゃなくなる前の、今の自分をずっと覚えておいて欲しいこと。
それらをサムにぶつけて、
サム自身も「最後まで面倒を見る覚悟がある!抱きかかえてケツも拭いてやる!」
って言うところは、愛を感じたよ。

とはいえね、物語の起伏の少なさは、
退屈に感じてしまう。。。

あと、タスカーが認知症っていうんだけど、
その描写が全然なくて。
少し体がおぼつかないシーンはあるんだけど、
日常生活は普通に送れていたので、
過去の認知症を扱った映画と比べたら、
ほぼ健康体。
あと、別に同性愛にする必要性もあんまりなかったような。。。

設定はよかったんだけど、
総じてピンとこない印象だったかな、
個人的には。

映画『スーパーノヴァ』公式サイト

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